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m 現代のライアーのみの部分的な訂正と追記。発明者の追加、および、ライアの日本語表記の追加。演奏法の修正。弦の材質の追加
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== 徽章 ==
リュラーは楽器の象徴で使われることがあり、[[欧米]]の[[軍楽隊]]の[[徽章]]になっていることも多い。
 
日本でも[[陸上自衛隊]]の[[職種_(陸上自衛隊)#音楽科|音楽科職種]]の職種き章(徽章)になっている。
 
また、[[消防音楽隊]]や[[警察音楽隊]]、[[海上保安庁音楽隊]]でもリュラーは徽章になっている。
 
== 構造 ==
[[Image:Lyre1913.jpg|thumbnail|200px|right|リュラーを演奏する女性。古代ギリシア風のポーズで1913年に撮影されたもの]]
 
リュラーのフレームは中空の共鳴箱からなっており、そこから二本の腕が立ち上がる。この腕も中空になっている場合がある。両腕はいずれも外側前方に曲がっていて、横木によって上端で連結されている。根元にも横木があり弦の振動を共鳴箱に伝える[[駒 (弦楽器)|ブリッジ]]になっている。上端の横木とブリッジまたはブリッジのさらに下にあるテイルピースとの間に[[ガット]]弦を張る。各弦の長さは大きく異ならないが、単位長あたりの質量(太さ)と張力が異なる。これらの点は現代のギターやヴァイオリンといった弦楽器と共通である。最低音が奏者から一番遠くになるように構える。調弦法には二種類あり、竜頭を締める方法と、横木に弦をかける位置を変える方法があった<!--後者がうまく行く訳がよくわからない。原文:There were two ways of tuning: one was to fasten the strings to pegs which might be turned; the other was to change the place of the string upon the crossbar;-->。おそらくは両者が併用されたのであろう。
 
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** クレータのリュラー
** エチオピアのクラルkrar - 五もしくは六弦の竪琴。エチオピアやエリトリアで使われる撥弦楽器。[[五音音階]]に調律される。現代のクラルにはエレキギターのようにアンプ(電気的増幅装置)のついたものも存在する。伝統的には通常、木製で、布・ビーズによって飾り付けをされる。 クラルはしばしば居ごこちのよい食事の楽しい付属物として、ラブソングと世俗的な歌に伴われアズマリazmariと呼ばれる楽器演奏家兼歌手によって奏でられる。
 
*=== 現代のライアー ===
*:この楽器は、20世紀前半に、音楽家であり、治療教育者であったエドモンド・プラハトEdmund Pracht によって生み出された新たなものである。この場合は、一般にLeier「ライア」または「ライアー」と呼ばれる(発音的には「ライア」が近い)。彼がスイスにある[[シュタイナー教育]]の治療教育の現場で働いていたことから、スイス、ドイツを中心としたシュタイナー教育で用いられるようになった。現在は教育楽器としてよりは、演奏楽器としてドイツを中心に世界中に広まっている。胴はゆがんだドーナツ形をしており、その一辺から他辺へ、平行に[[半音階]]に弦が張られている。弦はすべて金属弦が使われている。ピアノの白鍵にあたる弦と黒鍵にあたる弦とで張る高さが異なっており、白鍵は高く。黒鍵は低く張られる。右手は楽器の表から白鍵を、左手は裏からドーナツの穴にあたる部分を通して黒鍵と一部の白鍵の弦を演奏する。音域の違いで、アルトライア、ソプラノライアなどがある。スタジオジブリのアニメ映画『[[千と千尋の神隠し]]』の主題歌「[[いつも何度でも/いのちの名前|いつも何度でも]]」の伴奏で用いられたことでも知られる。ドイツを中心に、いくつかのライアメーカーが製造している。
 
== 関連項目 ==