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{{Otheruses|仏教用語の三界(さんがい)|生物分類の三界(さんかい)|界 (分類学)}}
'''三界'''(さんがい、tridhātu)は、[[欲界]]・[[色界]]・[[無色界]]の三つの総称。'''三有'''ともいう。凡夫が生死を繰り返しながら[[輪廻]]する世界を3つに分けたもの。なお、[[仏陀]]はこの三界での輪廻から[[解脱]]している。
;[[欲界]](kāmadhātu)
:淫欲と食欲の2つの欲望にとらわれた[[有情]]の住む処。[[六欲天]]から人間界を含み、無間地獄までの世界をいう。
;[[色界]](rūpadhātu)
:欲界の2つの欲望は超越したが、物質的条件([[色 (仏教)|色]])にとらわれた有情が住む処。この色界は[[禅定]]の段階によって、4つ(四禅天)に分けられ、またそれを細かく18天(経典によっては17天または1716天)に分ける。
;'''[[無色界]]'''(ārūpyadhātu)
:欲望も物質的条件も超越し、ただ精神作用にのみ住む世界であり、禅定に住している世界。