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[[ファイル:Biological cell.svg|thumb|400px|典型的な動物細胞の模式図: (1) [[核小体]](仁)、(2) [[細胞核]]、(3) [[リボソーム]]、(4) [[小胞]]、(5) [[粗面小胞体]]、(6) [[ゴルジ体]]、(7) [[微小管]]、(8) [[滑面小胞体]]、(9) [[ミトコンドリア]]、(10) [[液胞]]、(11) [[細胞質基質]]、(12) [[リソソーム]]、(13) [['''中心体]]''']]
'''中心体'''(ちゅうしんたい:centrosome or centriole)とは、動物細胞における[[細胞小器官]]の一つ。'''微小管形成中心'''(MTOC; microtubule organizing center)とも呼ばれる。なお、植物細胞においては中心体の存在が認められず、微小管形成中心は細胞内に分散する多数の極性中心として認められる。
 
ごく短い[[微小管]]から構成される。長さ0.4μm、9対の三連微小管が環状に配置したもの('''[[中心小体]]'''あるいは'''中心子'''(centriole)と呼ぶ)が二個一組、相互に直角対向しL字形に配置している。
 
また、中心小体の周辺には明瞭ではないが、光学的には明るくみえる'''[[中心体マトリックス]]'''と呼ばれる球状の構造がみとめられる。中心体マトリックスには、[[チューブリン|γ-チューブリン]]環を含む中心体に特異的な[[タンパク質]]が含まれており、中心体の微小管形成中心としての機能を司る構造としては、中心小体より重要な部分と考えられている。