「幕の内弁当」の版間の差分

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ご飯は、一般に白飯である。炊き込みご飯・まぜご飯などを使ったものを幕の内弁当に分類するかどうかについては説が分かれる。ご飯は、俵型のおにぎりが並べて詰められ[[ゴマ|胡麻]](主に黒胡麻)を散らし、[[梅干]]を載せたものが本来の幕の内とされる。これは[[握り飯]]の名残であるといわれている。ただし現在では、実際に個別のおにぎりが詰められている場合は少なく、型押しをして俵型に見せていることが多い。その他、白飯の上に[[黒胡麻]]や[[海苔]]や[[佃煮]]などを散らしたものもある。
 
おかずは、汁気のないものを少しずついろいろ詰め合わせるのが一般的である。特に[[焼き魚]]・[[玉子焼き]]・[[蒲鉾]](以上の3つを総称して幕の内弁当[[三種の神器]]とも)・[[揚げ物]]・[[漬物]]・[[煮物]]は大半の幕の内弁当に入れられており、幕の内弁当の代表的なおかずである。[[ハンバーグ]]や[[オムレツ]]、[[ソーセージ]]などを織り込んだものは洋風幕の内と呼称される。特徴のある地方色の強い料理や豪華な料理をおかずとして盛る場合には、料理の名などを冠して「○○弁当」などと呼ばれることが多いが、それらの中にも実態としては幕の内弁当に分類できるものが珍しくない
 
ごはんとおかずを組み合わせた類似の弁当として、他に[[松花堂弁当]]がある。松花堂弁当は昭和初期に開発された最近の様式の弁当である。幕の内弁当が[[本膳料理]]の流れを汲むものであるのに対し松花堂弁当は[[懐石料理]](茶料理)の流れを汲むものであって、系譜は大きく異なる。もっとも、近年では単に十字の仕切りを入れた幕の内弁当に「松花堂弁当」の名をつけるなどの混同もみられる。
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