「ポール・ゴーギャン」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Hkoki (会話 | 投稿記録)
m 地名をタヒチ語発音に直しました
Momijiro (会話 | 投稿記録)
m →‎パリからポン=タヴァンへ(1885年-1886年): 解消済み仮リンクを内部リンクに
65行目:
ゴーギャンの作品は、[[フォークアート]]と日本の[[浮世絵]]の影響を受けながら、[[クロワゾニスム]]に向かっていった。クロワゾニスムとは、批評家{{仮リンク|エドゥアール・デュジャルダン|en|Édouard Dujardin}}が、ベルナールやゴーギャンによる、平坦な色面としっかりした輪郭線を特徴とする描き方に対して付けた名前であり、中世の[[七宝焼き]](クロワゾネ)の装飾技法から来ている。
 
クロワゾニスムの真髄と言われる1889年の『黄色いキリスト』では、重厚な黒い輪郭線で区切られた純色の色面が強調されている。そこでは、古典的な[[遠近法]]や、色の微妙なグラデーションといった、[[ルネサンス美術]]以来の重要な原則を捨て去っている。さらに、彼の作品は、形態と色彩のどちらかが優位に立つのではなく、両者が等しい役割を持つ{{仮リンク|[[綜合主義|en|Synthetism}}]]に向かっていく。
<gallery>
ファイル:Gauguin Il Cristo giallo.jpg|『{{仮リンク|黄色いキリスト|en|The Yellow Christ}}』1889年。[[オルブライト=ノックス美術館]]。