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[[中国]]の[[五行思想]](木・火・土・金・水)と数が同じで、一部共通する物もあることから混同されやすいが、両者は全く別個に成立したものである。
 
この思想は、古くから[[インド哲学]]([[六師外道]]・[[六派哲学]]の思想など)にあり、古代インド思想では、火・水・地を「三大」、または地・水・火・風を「[[四大元素|四大]]」とする。これらに「虚空(アカーシャ)」を加えて「五大」とする思想が現れ、さらに第六の要素として「識」(意識)を加えて「六大」とする思想がのちに出現する。だが、インド思想家と仏教徒との教学論議を経るうち、これらの思想がその時々に応じて仏教の思想体系中に取り込まれていったのである。そして[[原始仏教]]や[[部派仏教]]に暫時取り入れられたのを契機に、仏教思想として[[東アジア]]一帯に広まった。仏教の一派である[[密教]]では五大を'''五輪'''(ごりん)と呼び、この思想に基づく[[塔婆]]として[[五輪塔]]を造立する。
 
西洋では、[[宮本武蔵]]の『[[五輪書]]』によって五大が知られたことから、五大は[[日本]]で生まれたものと認識されている。<!--←ポン酢醤油のポン酢の由来が五大に由来するオランダ語のパンチから来ているという説もあるようですが(美味しんぼ巻67p109)…-->