「カルラエの戦い」の版間の差分

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状況を打開せんとクラッススは、右翼のプブリウスに突撃を命じた。するとスレナスは退却するふりをしてこれを誘い出し、包囲して殲滅、プブリウスは自害した。
 
この間、残ったローマ軍は死傷者の手当てし、陣形を整えていた。そこへパルティア軍が戻ってきて、プブリウスの首を投げてよこした。ローマ軍は浮き足立ち、陣形を乱した。クラッススは下馬し、兵を鼓舞してまわったが、効果はなかった。再び戦いが始まり、パルティアの大勝利に終わった。
 
夜になってパルティア軍が引き上げると、ローマ軍はカッレへと退却し始めた。約4000人の負傷者を置き去りにし、戦死者の埋葬もしないままだった。