「奮龍 (ミサイル)」の版間の差分

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誘導装置の予備実験として「特型噴進弾二型」(奮龍二型)を製作し、本命の「特型噴進弾四型」(奮龍四型)を実用化する予定であった<ref name="kunimoto"></ref>。二型は[[ダブルベース火薬]]の[[固体燃料ロケット]]の[[手動指令照準線一致誘導方式]]であり、全長2.4 m、本体直径30 cm、全重量370 kg、射程は5,000 mであった。四型は、射程20,000 m、速度1,200 km/hの80%[[過酸化水素]]と80%水化[[ヒドラジン]]と[[メタノール]]を推進剤に用いた液体燃料ロケットの[[ビームライディング]]誘導方式であった。このほか、地対艦誘導弾の「特型噴進弾一型」(奮龍一型)、試験用対空誘導弾である「特型噴進弾三型」(奮龍三型)が計画されていた。
 
誘導装置は、弾頭の後部に[[ジャイロスコープ]]2基と[[サーボ機構]]を搭載し、[[サーボモータ]]に連動する十字翼で飛行中の誤差を自動修正するようになっていた<ref name="kimata"></ref>。二型と四型の誘導装置の研究開発には、「テレビの父」[[高柳健次郎]]と、[[NHK放送技術研究所|日本放送協会]]が関わっている<ref name="wasedakikaku">[http://wasedakikaku.co.jp/2015/01/09/2121 誘導ミサイル「噴竜」③]</ref>。この時の[[超短波|VHF]]による誘導ビーコン送受信技術が、後の[[テレビ|テレビジョン]]実用化へと繫がっている。また、後に[[日本電子]]を設立する風戸健二達も開発に参加していた<ref name="wasedakikaku" />
 
== 仕様 ==