「ビリティスの歌」の版間の差分

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『'''ビリティスの歌'''』([[フランス語|仏]]:''Chansons de Bilitis'')は、[[ピエール・ルイス]]による[[1894年]]発表の[[散文詩]]集である。
 
[[サッフォー]]の同時代の女流詩人による詩を[[ギリシア語]]から翻訳したとして発表された、146歌の散文詩からなる詩集である。[[ビリティス]]は[[紀元前6世紀]]の[[古代ギリシア|ギリシャ]]に生まれた女性で、少女時代から死に至るまでの間に書き残した詩篇が[[19世紀]]になって発見された、ということになっていたが、これはルイスの虚構で、刊行当時多くの人がルイスに騙されて実在すると信じ、本気で論じた文芸批評家が恥をかいたという([[沓掛良彦]]『エロスの祭司』[[水声社]],2003)より。
 
[[クロード・ドビュッシー|ドビュッシー]]がそのうち3篇を[[歌曲]]に仕立て、その他にも[[付随音楽]]などを作曲している。