「フォード・コーティナ」の版間の差分

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'''コーティナ(コルティナ・コルチナとも)'''(''Cortina'' )は、[[フォード・モーター]]の英国法人、[[イギリス・フォード]]が[[1962年]]から[[1982年]]まで生産していた小型[[ファミリーカー]]である。コンベンショナルで手堅い設計を特徴とし、保守的な需要層、並びにカンパニーカーなどの法人向けやタクシー等の営業用として根強く支持され、長年イギリス国内のベストセラーカーの座を確保していた。
 
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サイズ的には[[BMC・"ファリーナ"・サルーン|モーリス・オックスフォード]]や[[ボクスホール・ヴィクター]]に匹敵し、これらの需要層の取り込みも図っていた。発売されるとすぐにコンサル・コーティナはその割安な価格、特にワゴンモデルの積載能力の高さは評判を呼び、発売3ヶ月で6万台を販売するヒット作となった。
 
その後も順次バリエーションを拡張し、[[1963年]]1月には当初の1,198ccの「スタンダード」・「デラックス」に加え1,498cc57.5馬力の上級版「スーパー」、4月にはそのエンジンを75.5馬力にチューンした「GT」を追加した。また同年には[[ロータス (自動車)・カーズ|ロータス]]製[[DOHC]]1,558cc106馬力エンジンを搭載したホットモデル、「[[:en:Lotus Cortina|ロータス・コーティナ]]」も登場し、ロータスの工場で1966年までの3年間で約2,800台が生産され、モータースポーツでも活躍した<ref group="注釈">ロータス・コーティナのリアサスペンションは当初コイルスプリングの専用設計であったが、耐久性に難があることが判明し、ノーマルと同じリーフのリジッドアクスルに戻された。</ref>。
 
[[1964年]]9月にマイナーチェンジを受け、「フォード・コーティナ」に名称変更された。フロントグリルの意匠やダッシュボードが変わった他、「エアフロー・ベンチレーション」が採用されて、室内気排出用のグリルがCピラーに追加された。この方式は有効で、その後ほとんどの乗用車の設計に採用された。
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翌[[1967年]]にエンジンが新設計の[[:en:crossflow cylinder head|クロスフローヘッド]]のものに変更され、1200ccは最廉価版のみに残され、主力車種の排気量が100ccずつ拡大されて1,298cc51馬力と1,599cc64馬力となった。この年コーティナは[[BMC・ADO16]]を破り、英国のベストセラーカーの地位を獲得した。
 
2・4ドアセダン、5ドアワゴンのボディスタイル、そしてベースモデル、デラックス、スーパー、GT、ロータス<ref group="注釈">Mk2ロータス・コーティナはフォード工場で生産された。車体が重くなり、Mk1ほど俊足ではなかった。また、最終年の[[1970年]]のみ、「[[ロータス (自動車)・カーズ|ロータス]]」の名が落とされて、「コーティナ・ツインカム」に改名された。</ref>という車種体系も変わらなかったが、[[1968年]]には「1600E」が追加された。これはロータス・コーティナと同じ足回り、GTのエンジン、ウッド張りのダッシュボード・バケットシート・スポーティーなステアリングやフォグライト・[[:en:Rostyle wheel|ロスタイル・ホイール]]などの専用の内外装を与えた、ロータスを除けば最上級となる車種であった。[[1969年]]にもフロントグリルやバッジ類の小変更を受けた。
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