「ニッポン無責任時代」の版間の差分

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『'''ニッポン無責任時代'''』(にっぽんむせきにんじだい)は、[[東宝]]が[[1962年の映画|1962年]]に製作した[[日本映画]]。
==概要==
カラー、[[シネマスコープ]]。同時上映は『[[駅前シリーズ|喜劇 駅前温泉]]』。[[主題歌]]は『無責任一代男』、『ハイ、それまでョ』。
 
[[クレージー映画]]の記念すべき第1作。当時『[[シャボン玉ホリデー]]』([[日本テレビ放送網|日本テレビ]])で人気を上げたクレージーキャッツ、中でも『[[スーダラ節]]』が大ヒットしていた[[植木等]]をメインに、“お姐ちゃんシリーズ”で知られていた[[お姐ちゃんトリオ]]([[中島そのみ]]、[[重山規子]]、[[団令子]])を絡ませた作品だったが、予想外の好評となり、[[1971年]]公開の『[[日本一のショック男]]』(監督:[[坪島孝]])まで、30作が制作される事となる。
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== 主題歌・挿入歌 ==
全て作詞は[[青島幸男]]、作曲は[[萩原哲晶]]。
*『[[やせ我慢がまん]]
**均が夜、氏家家に行く場面で流される、映画オリジナル曲。後に『スーダラ外伝』で歌われる。なお[[予告編]]では『'''やせがまん節'''』だが、OPクレジットでは『'''やせ我慢節'''』と表記された。
*『[[五万節|ドント節]]』
**氏家家に行った均が、孝作からギターを奪って歌う。
*『[[スーダラ節]]』
**2番を仕様。下宿へ帰った均が、階段を上がりながらはずれ馬券を投げ捨て、背広を掃除しながら歌う。
*『[[五万節]]』
**バーで孝作・良子のペアを見た均が、「いいなあ、学生時代は」と呟くと、まず[[ア・カペラ|アカペラ]]で1フレーズ歌い、「あっそれ!」の掛け声と共にBGM付きで、同じバーの客である大塚・佐倉・青木・安井と共に歌う。歌詞は全て映画オリジナル。
*『[[ハイそれまでョ]]』
**黒田社長の就任会の席上で均が歌い、大塚・佐倉・青木・安井がバックダンサーを務める。1番と3番を使用したが、どちらも後半部が一部歌詞が替わってる。一見ステージと思いきや、実は就任会の席上という、古澤映画特有の演出。なお予告編では『'''ハイそれまでョ'''』だが、OPクレジットは『'''ハイそれ迄よ'''』と表記。
**[[青島幸男]]作詞
**[[萩原哲晶]]作曲
*『[[無責任一代男]]』
**本作の主題歌。全2回流され、2回目は孝作・良子の結婚式で祝辞代わりに均が歌い、大塚・佐倉・青木・安井が踊る。
**[[青島幸男]]作詞
**[[萩原哲晶]]作曲
*『[[やせ我慢節]]』
**[[青島幸男]]作詞
**[[萩原哲晶]]作曲
*『[[五万節]]』
**[[青島幸男]]作詞
**[[萩原哲晶]]作曲
*『[[ドント節]]』
**[[青島幸男]]作詞
**[[萩原哲晶]]作曲
*『[[スーダラ節]]』
**[[青島幸男]]作詞
**[[萩原哲晶]]作曲
 
== ロケ地 ==
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*恵比寿駅前
*恵比寿駅南
*[[大和呉服橋ビル|大和証券本店ビル]](「太平洋酒」の社屋に使用。『[[社長シリーズ]]』でもお馴染みの場所)
*[[横浜プリンスホテル]](孝作・良子の結婚式に使用)
*[[日比谷公園]]
*[[青山斎場]]
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* 本作公開の後、[[大島渚]]は本作と『[[ニッポン無責任野郎]]』の二本立て上映を一回半(どちらかを二回)鑑賞し、[[小林信彦]](当時の筆名は中原弓彦)に「どうしてあんなに面白いんだろう」と語ったという(小林信彦・著『日本の喜劇人』より)。
* [[2011年]]に東京・[[シアタークリエ]]にて舞台公演された『ニッポン無責任新世代』では、主演の[[原田泰造]]は植木が演じた「平均」の孫という設定の「百均(くだら・ひとし)」という役で登場した。
 
== 同時上映 ==
*『[[喜劇 駅前温泉]]』
**脚本:[[長瀬喜伴]] / 監督:[[久松静児]] / 主演:[[森繁久彌]] / [[東京映画]]作品
**『[[駅前シリーズ]]』第4作。以後1967年1月の『[[クレージーだよ天下無敵]]』(監督:坪島孝)と『[[喜劇 駅前満貫]]』まで計8回にわたって、クレージー映画と『駅前シリーズ』のカップリングが行われる。
 
== 脚注 ==