「ゲームポケコン」の版間の差分

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m 少なくとも国産初とする出典はあったはず。それ以前の国内向けカートリッジ式電子ゲームでは"ウルトラクイズ"は海外OEMだし"面白ゼミナール"は内蔵データを切替えてるだけかと。
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== 概要 ==
日本の国産機としては初の[[ロムカセット]]を採用した携帯ゲーム機<ref>オトナファミ2011年1月号特別付録「家庭用ゲーム機完全図鑑-昭和編-」、エンターブレイン</ref>であり、それまでの[[電子ゲーム]]とは一線を画していた。液晶画面はモノクロ2階調で、コンピューターとしての性能はカセットビジョンを若干超える程度。名称に「ポケコン」とつくが、[[ポケットコンピュータ]]としての機能は有しておらずゲーム専用。カートリッジを挿さずに電源を入れると、パズルゲームやグラフィックツール機能が使用できた。
 
先見の明はあったが、当時の技術的な限界のために横幅が大きくならざるを得ず、ゲームボーイの約2.5倍の幅長は手軽に持ち運ぶには不便だった。また、ソフトも自社のみからの供給だったため種類は思うように増えず、結果短期間で市場から姿を消している。カートリッジ交換式の携帯ゲーム機が本格的に普及するのは[[任天堂]]が1989年に発売した[[ゲームボーイ]]からであり、世に出るのが早すぎた機種といえる。
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左には[[十字キー]]に相当する丸型8方向キー、中央に画面、右に操作用ボタンという横型携帯ゲーム機としては一般的な配置を採用しているが、ボタンは4つ(STARTとSELECTを含めれば6つ)もあり、2ボタンが標準だった時代としては異例な多さだった。
 
従来の主な日本の携帯型ゲーム機はソフト内蔵式だったため、持っていた液晶画面は極端な話そのゲームだけに適したものということがほとんどだった。しかし、ゲームポケコンは多数のゲームで遊べるカセット交換式であることから、特定のゲームにだけ適した液晶を搭載することはできず、1台で様々なゲームに対応できるように、後のゲームボーイと同様なドットマトリクス液晶を採用した。ただしゲームボーイがモノクロ4階調なのに対し、本機は前述通りのモノクロ2階調である。画素数の少なさが示す通り画面は小さいが、正面からの視認性は当時としてはよかった(ゲームボーイより優秀だったという声もある)が斜めからは見え難かった。ヴォリュームコントロールは存在せず、サウンドON-OFFスイッチのみである。通信対戦機能や拡張端子も無く、1人プレイ専用で[[周辺機器]]等は専用ACアダプタ以外一切存在しない。
 
ロムカセットを差し込むスロットは本体右側にある。この正面(画面の右隣)には透明な窓があり、ここにカセットのラベルが来る構造になっていたため、どのゲームを使用しているのか正面から確認できる仕様であった。しかしこの構造は後の携帯ゲーム機には一切採用されることは無く、ゲームポケコンだけが持つ特徴であった。なお、ロムカセットの厚みはかなりのもので、先端部(端子とは反対側)はゲームポケコン本体と同じ厚みがあった。
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* ポケコン リバーシ
* [[倉庫番]]
 
== 脚注 ==
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== 関連項目 ==