「TC-90 (航空機)」の版間の差分

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* 徳島教育航空群第202教育航空隊(徳島)
 
== フィリピン海軍への貸与 ==
2016年5月、日本から最大5機のTC-90を[[フィリピン海軍]]へ有償貸与する事が両国間で合意した。
[[海上自衛隊]]が保有する[[P-3C]]を[[フィリピン]]政府が調達したいとの意向を示している件について、P-3Cは高性能な反面、海上で取得した情報の処理などの高度な運用能力が必要なことから、代わりとしてTC-90を貸与すると発表した<ref>{{Cite news |url=http://www.abs-cbnnews.com/nation/08/06/15/japan-may-give-planes-manila-south-china-sea-patrols-sources |title=Japan may give planes to Manila for South China Sea patrols - sources |newspaper=[[ABS-CBN]] |date=2015-08-06}}</ref>。当初、[[日本]]は譲渡も検討したが、日本の[[財政法]]は、[[国有財産]]を無償で供与したり、実勢価格より安く売却することを禁じており、中古[[市場価格]]の3000万円での売却を求めた日本と、無償供与を求めるフィリピン側と折り合わなかったため、貸与という形となった<ref>{{cite news |title=日本が比軍に自衛隊機を貸与へ、譲渡できず苦肉の策 |newspaper=[[トムソン・ロイター|ロイター]] |date=2016-5-2 |url=http://jp.reuters.com/article/philippine-president-aquino-idJPKCN0XT0ME |accessdate=2016-5-3}}</ref>。
自衛隊装備の他国供与第一号となる。
[[南シナ海]]での監視能力強化を図りたいフィリピンは[[P-3C]][[対潜哨戒機]]を希望していたが、高度な運用能力を要するP-3Cに代わり、より扱い易いTC-90の移転が前年から検討されていた<ref>[http://jp.reuters.com/article/sdf-idJPKCN0QB07D20150806?sp=true 日本がフィリピン軍に練習機の供与検討、海上監視に利用=関係者 | ロイター]</ref>。
専用の哨戒装備を持たないTC-90であっても、フィリピン海軍現有の[[ブリテン・ノーマン_アイランダー|BN-2]]に比べて大幅な能力向上が見込める。
防衛省においては、人道支援・災害救援での能力向上を挙げている
<ref>[http://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2016/05/02.html 防衛省・自衛隊:大臣臨時記者会見概要 平成28年5月2日(17時47分~18時00分)]</ref>。
 
当初、[[日本]]は譲渡も検討したが、日本の[[財政法]]は、[[国有財産]]を無償で供与したり、実勢価格より安く売却することを禁じており、中古[[市場価格]]の3000万円での売却を求めた日本と、無償供与を求めるフィリピン側と折り合わなかったため、貸与という形となった
<ref>{{cite news |title=日本が比軍に自衛隊機を貸与へ、譲渡できず苦肉の策 |newspaper=[[トムソン・ロイター|ロイター]] |date=2016-5-2 |url=http://jp.reuters.com/article/philippine-president-aquino-idJPKCN0XT0ME |accessdate=2016-5-3}}</ref>。
 
== 外部リンク ==