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== ギリシア神話 ==
[[ヘーシオドス]]の『[[神統記]]』によれば[[ウーラノス]]と[[ガイア]]の息子で[[ティーターン]]の末弟<ref>ヘーシオドス『神統記』133-138。[[アポロドーロス]]『[[ビブリオテーケー]]』1巻1・3。</ref>。[[レアー]]の夫であり、[[ハーデース]]、[[ポセイドーン]]、[[ゼウス]]および[[ヘーラー]]、[[ヘスティアー]]、[[デーメーテール]]の父でもある<ref>ヘーシオドス、453 - 458。アポロドーロス、1巻1・5。</ref>。また、愛人である[[ニュンペー]]の[[ピリュラー]]との間に半人半馬の賢者[[ケイローン]]をもうけた<ref>[[ロドスのアポローニオス]]『アルゴナウティカ』2巻1231 - 1241。アポロードロス、1巻2・4。[[ヒュギーヌス]]『ギリシア神話集』序文、138。</ref>。
 
父であるウーラノスの性器を、刃が魔法の金属・[[アダマント|アダマス]]でできた鎌で切り取って追放するが、自身も父親と同様[[ギガース]]たちをガイアの胎内に押し込めていたためガイアの怒りを買い、後に息子である[[ゼウス]]に討たれた。彼は父同様、子にその権力を奪われるという[[予言]]を受けたため、子供が生まれるたびに(ヘスティアー、デーメーテール、ヘーラー、ハーデース、ポセイドーンの順に)飲み込んでしまったという。
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最後に生まれたゼウスだけは、母のレアーが偽って石をクロノスに食わせたために助かった。[[クレタ島]]で(牝山羊[[アマルテイア]]によって)密かに育てられたゼウスは、クロノスに(神酒[[ネクター|ネクタール]]を飲ませて)兄弟を(飲み込んだときとは逆の順に)吐き出させ(このとき、兄弟の序列が入れ替わり、末子であるゼウスが最高神となった)、兄弟は力を合わせて、クロノスらティーターン神族を倒した。
 
愛人である[[ニュンペー]]の[[ピリュラー]]との間に半人半馬の賢者[[ケイローン]]をもうけた。
 
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|石 <ref>比較神話学的には、日の目を見なかった、ゼウスの双子の兄弟とも考えられる。</ref>
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|ケイローン
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