「液体水素」の版間の差分
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液体水素は[[代替エネルギー]]の[[水素燃料]]として以下の用途での使用が期待される。
: 現在、水素は、天然ガスや石油を原料に安価に大量生産されている。水素が化石燃料から生産されている以上、その水素を使う燃料電池は、[[代替エネルギー]]ではあっても[[再生可能エネルギー]]ではない。水を[[電気分解]]して得る方法もあるが、その電気の大部分は火力発電や原子力発電で賄われている。(なお、電気分解による大量生産は価格面の問題が大きく実現していない。)
:水素は[[酸素]]と結びつくことでエネルギーと[[水]]が生まれる。水の[[電気分解]]の逆反応である。[[燃料電池]]は、この反応を利用して電気を生み出す装置である。非常に高価であり部品に消耗品が多い。なお、反応温度が100℃を超えるため、水は、[[水蒸気]]として排出される。
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: ガスボンベ等に詰めた水素を直接利用する燃料電池の方が設計が簡単であるが、[[水素脆化]]による水素タンク等の金属劣化が危惧され、長期の使用には耐えられず実用段階ではない。: 日本の一部の自動車メーカーは化石燃料と[[改質器]]を利用した燃料電池と電気モーターを動力とする[[燃料電池自動車]]を開発している。
: 炭化水素から直接水素を取り出すタイプの燃料電池は携帯型の電子機器の電源としても期待されているが実用化に至っていない。
: 化石燃料を原料にして作った水素を燃料として[[ガソリンエンジン]]同様に[[ピストン]][[シリンダー]]内で酸素と反応させて動力を得る[[水素燃料エンジン]]の構想があり、[[水素自動車]]が実用化されている。[[内燃機関]]では排気中に[[窒素酸化物]]や[[過酸化水素]]の有害物質が生まれるので、これらを除去しなければならない。また、ガソリンエンジンに比べると出力が低い問題がある。
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== 航空燃料 ==
近年では
== 出典 ==
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