「キャッシュカード」の版間の差分

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電算化が行われる以前より、日本においては[[預金通帳]]を介した取引が行われ、預金払戻しの意思確認は[[印章|届出印]]の捺印に拠っているが、勘定処理の電算化、オンライン化により、口座開設者が自ら[[現金自動預け払い機|現金自動支払機]] (CD) を操作して預金の引出を行う装置が可能になり、その際に認証に用いる媒体として預金通帳と届出印に代えてキャッシュカードと暗証取引が登場した。最初期のキャッシュカードは、カードに鑽孔した、[[パンチカード]]に近いものであった。
 
1960年代以降磁気ストライプカード挿入と4桁の[[暗証番号]]の打鍵で認証を行う方式は、現在もっとも普及している。取引内容も当初の預金払戻しに加えて、預入、振込、定期預金の預入、宝くじ購入など範囲が広がってきた。一方で、犯罪に用いられる技術も高度になり、第三者が偽造カードを作出して預金を不正に引き出す事例も増えている。これに対応するために偽造の困難なICカードへの移行、生体認証の導入が図られている。
 
近時、キャッシュカードを取引証としても用い、預金通帳を省略した預金口座も[[三菱東京UFJ銀行]]、[[三井住友銀行]]、[[三井住友信託銀行]]、[[新生銀行]]、[[りそな銀行]]などで開設できる。