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'''対話篇'''(たいわへん)とは、複数の[[登場人物]]の間での[[対話]]形式を採った[[文学]]ないし学術作品である。
 
より対話形式で著作を著した[[作家]]、叙述家、[[学者]]は多く、中でも西洋においては、[[哲学者]]の[[プラトン]]は膨大な著作のほとんどを対話篇で著したことで有名であり、東洋においても古代中国の[[諸子百家]]の書にも対話篇を採用したものがある。
 
対話篇の利点は話し言葉で書かれることが多いことによる記述の平明さ、そして著者の思考の筋道を読者が追うことができる点などがある。しかし欠点もあり、例えば、複数の登場人物が出てくることから一体いったいどの登場人物の主張が著者自身の主張であるかがぼやけかねないという点がある。現に[[デイヴィッド・ヒューム]]の『自然宗教に関する対話』の登場人物のうちクレアンテスかフィロンのどちらがヒューム自身の見解であるかについては現代でも論争の種である。
 
== 有名な対話篇の著作 ==