「イスラエル国防軍」の版間の差分

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== 概要 ==
[[File:Flickr - Israel Defense Forces - Female Soldiers Unload their Weapons.jpg|300px|thumb|イスラエルでは女性にも兵役義務があり、教官であることが多い。]]
[[1948年]]に設立されたIDFは5度にわたる大規模な[[戦争]]を経験しており、世界で最も練度の高い軍隊の一つだと評価されている。[[2004年]]8月時点では10万7千500人の[[徴兵制度|徴集兵]]を含む16万8千人の人員を有しており、[[イスラエル陸軍|陸軍]]は12万5千人、[[イスラエル海軍|海軍]]は8千人、[[イスラエル航空宇宙軍|空軍]]は3万5千人で構成されている。この他に40万8千人の[[役種|予備役]]がおり、[[総動員]]時の兵力は57万6千人に達する。[[士官]]は一般兵の中から優秀な者を選抜して[[士官学校]]で育成する方式が採られている。
 
イスラエルでは女性にも兵役義務があることなどから"全国民に兵役義務がある"と誤解されている例もあるが、実際には兵役義務を持つのはイスラエル在住の[[ユダヤ人]]([[ユダヤ教徒]])と、[[イスラム教]][[ドゥルーズ派]]の教徒のみである。キリスト教徒やその他のムスリムなどは兵役義務を有しない。また、ユダヤ教徒やドゥルーズ派教徒であれば、イスラエルの国籍を有していなくても、イスラエルに在住しているだけで兵役義務が発生する事も特徴的である。
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その後の十年間は少数精鋭主義の職業軍化を目指すとともに、[[核兵器]]開発にも力を入れた。1970年代後半に行われた[[第四次中東戦争]]以後は大規模な戦争を経験していないが、周辺諸国との対立により散発的な紛争を経験している。
 
同国民は非[[ユダヤ教]]徒など一部を除いて男女問わず兵役が義務付けられているが、近年は国家基盤の安定化と共にかつての様な「敗戦=国家消滅」といった逼迫感が薄れている事、[[レバノン侵攻 (2006年)|レバノン侵攻]]や[[ガザ]]入植地での軍事行動に対する国際的内外の非難などから、良心的徴兵拒否を行う者が増加しており、大きな問題となっている。
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