「スペシャリスト (テレビドラマ)」の版間の差分

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[[2016年]][[1月14日]]から[[3月17日]]まで、舞台を[[京都]]から[[東京]]・[[警視庁]]へ移し<ref name="mantan20151114">{{Cite news | title = 草なぎ剛:主演刑事ドラマの第4弾&連ドラ化が決定| newspaper = [[毎日新聞|MANTANWEB]]| date = 2015-11-14| url = http://mantan-web.jp/2015/11/14/20151113dog00m200025000c.html| accessdate = 2015-11-14}}</ref>『[[木曜ドラマ (テレビ朝日)|木曜ドラマ]]』枠で連続ドラマ化された。なお、連続ドラマ版は2時間ドラマ版と違い、プログレッシブカメラでの撮影となっている<ref>[https://ja-jp.facebook.com/nacinc.rental/posts/981245368580678 機材レンタル担当「ナックイメージテクノロジー」facebook2016/1/13分記事より]</ref>。連続ドラマ版は、第53回[[ギャラクシー賞]]・マイベストTV賞第10回グランプリを受賞<ref>{{cite news|url=http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/05/24/kiji/K20160524012644400.html|title=SMAP草なぎ主演「スペシャリスト」マイベストTVグランプリ|newspaper=スポニチアネックス|date=2016-05-24|accessdate=2016-05-24}}</ref>。
 
== 物語の舞台 ==
; 京都府警刑事部捜査一課特別捜査係<span style="font-weight:normal">(土曜ワイド劇場〈特別企画〉)</span>
: 表面上は[[刑事部|捜査一課]]の支援を目的として立ち上げられた係だが、その実、扱いに困る宅間善人という存在を[[京都府警察|京都府警]]内で飼い殺しにするための形の無い監獄。第4作で高倉本部長が解体を示唆する。
; 警視庁・総合事犯対応係(仮称)<span style="font-weight:normal">(連続ドラマ)</span>
: 実験的な部署であることから、名称に(仮称)がついている。
: 実は「我々」のメンバーである滝道が、「(滝道自身にとって)不都合な出来事が起きた時に、宅間達をまとめて『処分』できるようにするための『危機管理』」であり、特に危険視していた宅間を監視する為の部署でもあった。
 
== 登場人物 ==
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: 京都府警察本部警務部広報課 → 京都府警察本部刑事部捜査第一課特別捜査係刑事 → 警視庁刑事部総合事犯対応係(仮称)刑事。「'''犯罪者の心を知り尽くしたスペシャリスト'''」。
: 元は広報課に勤める事務職の警察官だったが、10年前に殺人未遂容疑で逮捕。懲役15年の実刑判決を受け滋賀中央刑務所に服役する(後に冤罪だと判明し、出所する)。服役の間に全受刑者の犯罪の技能・手口・心理状態などをデータベース化して記憶し、犯罪に精通したスペシャリストとも言える能力を得た。当時の受刑者番号は244番<ref group="注">この番号は松ケ崎の計らいで[[永久欠番]]とされており、滋賀中央刑務所に潜入する時には毎回244番の囚人服を着ている。</ref>。
: 常に飄々とした態度をしており、自らの感情を正直に伝えることをしない。いち早く重要な情報に気が付いても、それを他の面子メンバーに伝えないことをほようんどせず、伝える場合でも、服役していた頃の知人を引き合いにした[[たとえ話]]を用いて遠回しに言うことが多い。
: インドア派らしく、特別捜査係の他の面子が現場に向かっている時でも一人オフィスのソファーで寝ている。そのくせ現場にも行かずに事件を解決に導いてしまうなど、勤務態度に不釣り合いな功績を数多く挙げている。
: 出所後すぐ特別捜査係への配属を言い渡される。その時すでに上層部の思惑に気付いてはいたが、仕事の条件は悪くなかったため、快く受け入れた。警視庁に異動するまで姉小路小枝の下宿の2階に部屋を借りて住んでいた。
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: 犯罪者達の離反によって空中分解した「我々」の「『我々』に関わる全てを抹殺する」という目的に巻き込まれる形で、「我々」にスカウトされた犯罪者・武藤により、前述の冤罪による10年間の服役を強いられた。逮捕された当初は、誰も手が付けられないほど感情的になっていたが、服役中に「自分を感情的に行動させて廃人にする事が、自分を冤罪に陥れた者達(「我々」)の狙いだ」と気づき、それ以来、自分の感情を率直に表さないようにしていた。
: 服役直後に法彦が生まれ父親になった事から、連続ドラマ第6話で渡辺麗香の息子・仁に親の思いについて語っている。
: 連続ドラマ第8話で美也子に会った後、彼女が「我々」にスカウトされた犯罪者・小池智英に毒入りの水を飲まされ危篤状態に陥った際に一時取り乱したが、小池智英と対峙した時には「殺したい、でも殺さない。刑事だから」と冷静に努め逮捕しようとした。
: この直後の状況が誤解されて捜査一課に追われる事となるが、それを逆手に取り、自らの経験を生かしたゲームをネットに流し、真犯人をいぶり出した。
; 姉小路 千波(あねこうじ ちなみ)〈48〉<ref group="注" name="age" />
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: 夫も警察官だが殉職して亡くし、娘・茜を女手一つで育てている。
: 捜査一課では女性ということで捜査の最前線に立つことが出来なかったが、ひょんな事から宅間とコンビを組むことになる。
: 第4作で高倉本部長から警察学校教官のポストを打診されるも、宅間の身を案じて断った
: 連続ドラマ第1話で事件に巻き込まれた宅間を救うために協力する。し、事件後は滝道の計らいで警視庁・総合事犯対応係(仮称)に配属されるそれに際して、茜と小枝を京都に残し単身赴任した
: 宅間の能力を信頼している一方で、その能力が、彼自身を「犯罪者」へと変えてしまうのではないかと不安を感じている。
: 京都にいた時は[[近畿方言|関西弁]]を話していたが、東京に来てからは標準語で話すようにしている模様(小枝の前では関西弁に戻っている)。
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: 京都府警察本部刑事部捜査第二課 → 京都府警察本部刑事部捜査第一課特別捜査係刑事 → 警視庁刑事部総合事犯対応係(仮称)刑事。
: 京大出身で数か国語も話せる才女だが、その隙の無さが仇となり、コンビを組む相手がいなかった。
: 連続ドラマ第1話で事件に巻き込まれた宅間を救うために協力する。し、事件後は滝道の計らいで警視庁・総合事犯対応係(仮称)に配属される
; 我妻 真里亜(あづま まりあ)
: 演 - [[夏菜]]<ref name="dogatch36512">{{Cite web |url=http://dogatch.jp/news/ex/36512 |title=夏菜&和田正人、草なぎ剛主演『スペシャリスト』に出演決定 |publisher=[[テレビドガッチ]] |date=2015-12-02 |accessdate=2016-03-11}}</ref>(連続ドラマ)
: 警視庁刑事部総務課 → 警視庁刑事部総合事犯対応係(仮称)刑事。
: 現警察庁長官の白河を伯父にもつ。父親の我妻公昭は10年前に爆発事故で死亡したと思われていた<ref group="注">実は丹羽奈津美による爆殺だったのだが、第9話でそれを利用して身を隠していた事が判明する。</ref>。
: 宅間がよその部署から取り寄せた過去に起こった事件のファイルの中に父親の事件の資料を見つけて、かつての自分の家庭教師で城明予備校の事務員である丹羽奈津美に会いに行くが、正体を現した彼女によって監禁される。事件解決後、公昭の葬儀の後に私的に訪ねてきた白河から「公昭君は『我々』の事を調べていなかったか」と問われた事を、姉小路に打ち明けた。
; 堀川 耕平(ほりかわ こうへい)〈33〉<ref group="注" name="age" />
: 演 - [[平岡祐太]]
: 京都府警察本部警備部護衛課のSP → 京都府警察本部「刑事部捜査第一課特別捜査係刑事 → 警視庁刑事部総合事犯対応係(仮称)刑事。
: 以前は警備部に所属していたが、人とのコミュニケーションが苦手で孤立しがちであった。さらに自身の教育係だった芳野純香のミスを押しつけられたことがダメ押しとなって特別捜査係に異動してくる。
: 連続ドラマ第1話で事件に巻き込まれた宅間を救うために協力する。し、事件後は滝道の計らいで警視庁・総合事犯対応係(仮称)に配属される
 
=== 警視庁 ===
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; 滝道 博喜(たきどう ひろき)
: 演 - [[吹越満]](第4作 / 連続ドラマ)
: 警察庁警備局警備企画課警備対策官。[警視正]連続ドラマ時点では警視庁に出向中で、警視庁刑事部総合事犯対応係(仮称)を新設する。宅間に武藤の会話を盗聴したUSBメモリーを渡す一方で、警察庁長官から何らかの指示を受けていた。
: その正体は「我々」のメンバーの一員で、「我々」が"勉強会"だった頃から「我々」に関する全ての情報を閲覧できる立場にた。白河警察庁長官の懐刀として活動する一方で、彼の目を欺いて「我々」が生み出した犯罪者の有効利用」独断で行っていた<ref group="注">動機は本人曰く「こんな『面白いオモチャ』を使わない手はない」として、「犯罪者有効利用」を独断で行っていた事。</ref>
: 連続ドラマの第8・9話での「殺人トーナメント事件」において、「我々」の基本理念となる小説を書いたのが宅間の元妻・美也子だと知り、「殺人トーナメント」の最終ターゲットを宅間から美也子に切り替え、小池智英(本物)に、毒入りの水を彼女に飲ませるよう差し向けた。
: 宅間に正体を突き止められた際、宅間達を京都府警から呼び出し集めて彼らと真里亜を警視庁・総合事犯対応係(仮称)に配属させた真意を語り、特に宅間の存在を危険視し監視していた事を明かす。さらに、宅間に真里亜と公昭を殺して自分達の仲間になるよう唆すも、あくまで「刑事」であり続けようとする宅間に拒否される。最終的に松原と堀川の手で逮捕されたが、直後に服毒自殺を遂げてしまう。
; 白河 仙太郎
: 演 - [[松平健]](連続ドラマ第9話〈ノンクレジット〉・最終話)
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; 猪熊 佐千夫〈55〉<ref group="注" name="age" />
: 演 - [[佐戸井けん太]](第1作 - 第4作)
: 京都府警察本部刑事部捜査第一課特別捜査係の係長で、元鑑識課長代理(主任)。(警部)
: 本来なら鑑識課長になっていてもおかしくない経歴の持ち主だが、立身出世にはそれほど強い関心を持っていない。
; 衣笠 哲哉
: 演 - [[春田純一]](第1作 - 第4作)
: 京都府警察本部刑事部捜査第一課課長。(警視)。特別捜査係を目の敵にしており、事件の捜査に関わることを嫌う。
: 特別捜査係を目の敵にしており、事件の捜査に関わることを嫌う。
; 花園 孝弘
: 演 - [[水橋研二]](第2作・第3作)
: 京都府警察本部刑事部捜査第一課の刑事(警部補)衣笠の部下。警部補
; 伏見 和明
: 演 - [[阿部進之介]](第4作)
: 京都府警察本部刑事部捜査第一課の刑事(巡査部長)衣笠の部下。巡査部長
; 高倉 紀一郎〈58〉<ref group="注" name="age" />
: 演 - [[大杉漣]]京都府警察本部副本部長→京都府警察本部長(警視監)(第1作 - 第4作 / 連続ドラマ第9話・最終話)(大学生期:[[井上暉之]]〈第2作〉)
: 京都府警察本部副本部長→京都府警察本部長。警視監。弁護士の日暮勇輔の朋友であり、京都中央大学の卒業生にして'''自由の志士'''」の元メンバー。
: 宅間のために「京都府警察本部刑事部捜査第一課特別捜査係」を新設した張本人。
: 第2作の「犯罪ビンゴ事件」にて、「自由の志士」のメンバー・永峰勇樹が書いた論文を公表前に公安へ流した<ref group="注">悪気があったのではなく、彼が革命の旗頭として祭り上げられるのを防ぎたい一心による行動だった。</ref>事により永峰が自殺してしまったため、真犯人に命を狙われた。
: 第3作では武藤久志の会話を盗聴し、武藤が「我々」の存在を明かした事に気づく。
: 第4作で事件の真犯人に銃撃されて致命傷を負い、「『我々』の存在に気をつけるんだ」と言い残して絶命した。
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; 室町 美也子〈38〉<ref group="注" name="age" />
: 演 - [[紺野まひる]](第1作 - 第4作 / 連続ドラマ第8話 - 最終話)
: 旧姓は宅間。宅間善人の元妻。
: 宅間の逮捕時には子供を身ごもっていたが、宅間の服役を機に離婚。しかし今でも宅間とは互いに愛情を抱いている。そのため武藤からは「宅間唯一のアキレス腱」と、姉小路からは「船の[[錨]]のような存在」<ref group="注">また、この台詞に続けて「宅間が犯罪者でない側に踏み留まっていられたのは、美也子さんという存在があったから」と補足している。</ref>と評されている。
: 宅間が出所した直後に再会し、そこで武藤と交際していることを明かす。だが第3作で、本性を表した武藤に連れ去られ人質となってしまう。
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: 演 - [[徳井優]](第1作 - 第4作)
: 京阪新聞の記者。宅間が犯人とされた傷害事件の被害者。
: 第3作では事件の犯人の1人として登場である事が明かされる。宅間が作った京都府警広報キャラクター「キョートマン7」の発案者だが、その真意は織旗誠の事件に関わった司法関係者のターゲットを示すためのものであった。
: しかし事情が変わったために武藤によって殴り倒され、10年間の昏睡に陥ってしまう。10年の眠りから覚めると、最後の7件目実行のためにリハビリを懸命に行う。
: 織旗誠の事件の時、社会部の記者として事件に関する記事を作ったという「罪悪感」を持っていた。怪文書が届いた5人と被害者遺族2人の計7人で連続殺人グループを結成し、表向きは市民サークル「マッチ棒で有名な建造物を作るサークル」メンバーとして活動しつつも、1人1殺のルールを作り、それに則って暗殺を行ってきた。そして、最後の7件目として「国会議員」の「射殺」事件を起こそうとするも、宅間たちによって阻止され、逮捕される。
: 第4作では回想シーンに登場。
; 北本 正紀〈31〉<ref group="注" name="age" />
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: 演 - [[上川隆也]](特別出演 / 第2作 - 第4作 / 連続ドラマ第9話<ref>{{Cite web |url=http://thetv.jp/news_detail/73920/ |title=上川隆也が再び草なぎ剛の前に立ちはだかる! |publisher=Smartザテレビジョン |date=2016-03-10 |accessdate=2016-03-11}}</ref>)
: 滋賀中央刑務所収監の受刑者。犯罪者の依頼に応じて無償で犯罪の計画から犯行方法・逃走手段までの犯行プランを考える天才で、「'''犯罪脚本家'''」という通称を持つ。
: 物語より15年前までは大阪府警察本部の捜査第一課に所属しており、当時はあらゆるジャンルの犯罪に関するノウハウやテクニックを熟知し難解な事件を次々と解決していった名刑事だったが、仕事がつまらないと考えるようになり、退職して犯罪者になった<ref group="注">理由については、刑事の仕事を野球の[[打者|バッター]]に例えた上で「断然[[投手|ピッチャー]]がいい」と述べている。</ref>。刑事だった経歴上、古今東西の犯罪の手口・最新の警察の捜査技術まで熟知しており、高確率で「'''完全犯罪'''」を行うことができる。宅間からは「妙に凝りまくった犯罪の計画」を作る者として認識されている。
: 「我々」に所属した過去もあり、スカウトされた犯罪者の中でも別格で「'''アドバイザー'''」をやっていた。実際「我々」が現在の計画に着手したのは、彼のアドバイスから始まる。
: 第2作で初登場。真犯人に「'''犯罪ビンゴ事件'''」の計画を提供する。宅間によって自爆を阻止された時は敗けを認め、宅間に自身の冤罪と姉小路の夫の事件が繋がってることを話す。
: 第3作では刑務作業中に接触しに来た宅間に連続殺人事件の背景や解くべき謎などのヒントを与える。
: 第4作では回想シーンに登場。
: 連続ドラマ第8話の時点で、既に刑期を終えて出所していた。第9話にて宅間と対峙した際、「'''殺人トーナメント事件'''」は危険過ぎてボツにしたシナリオを「我々」が盗んで行っ用しことものである事、「我々」が組織された経緯とその目的を明かしつつも、自身と宅間の関係性を決して交わることの無い「[[ネガ]]」と表現し、宅間との再戦を宣言したが、最終回までその素性や真の目的がはっきりと明かされることはなかった。
; 武藤 久志
: 演 - [[要潤]](第3作・第4作 / 連続ドラマ〈ノンクレジット〉)
: 警備会社勤務の元刑事。美也子の恋人。
: その正体は、宅間を冤罪による罠に嵌めた張本人。第3作の「'''キョートマン7連続殺人事件'''」の計画の考案者でもあり、姉小路の夫・竹彦を「刺殺」した犯人でもある。織旗誠の事件について少なからず「罪悪感」を持つ大宮達を裏で操り、そこで竹彦を殺す担当を持ち、実行する。
: しかし宅間が「我々」の存在に気づいたことを知り、連続殺人計画を中止させてでも大宮を襲い、宅間にその罪を着せた。
: 本編開始の頃には宅間の動きを探るために美也子に近づき交際していたが、大宮の最後の殺人の失敗を知ると、美也子を連れ去り人質に取る。連続殺人事件・宅間の冤罪の事件・竹彦の刺殺事件と3件の事件の真相を語り、宅間に自殺を強要する。途中現れた姉小路の復讐心を煽るも、狙撃班に射殺された。
: その後の第4作や連続ドラマでは回想シーンに登場し、連続ドラマ第9話にて、「我々」にスカウトされた犯罪者で、にして「『我々』の秘密を知る人物」の1人であることが明らかになった。
; 我妻 公昭
: 演 - [[羽場裕一]](連続ドラマ第3話・第9話・最終話)
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; 日暮 勇輔〈58〉<ref group="注" name="age" />
: 演 - [[中丸新将]](第1作・第2作・第4作 / 連続ドラマ第1話)(大学生期:[[村田哲司]]〈第2作〉)
: 宅間の国選弁護人を引き受けていた弁護士。京都中央大学の卒業生で「'''自由の志士'''」の元メンバー。
: 第4作では回想シーンに登場。
; 銭家 円蔵
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: 演 - [[浜口望海]](第2作・第3作)
: 法務省矯正局大阪矯正管区滋賀中央刑務所の看守長。
: 第3作では受刑者の外部との不正なやり取りを、金銭を受けて協力したことを宅間に明かされ連れ出、拘束されてしまう。
 
 
== 用語 ==
※ストーリー内に登場するキャラクター・組織などを記す。
; 京都府警刑事部捜査一課特別捜査係
: 表面上は[[刑事部|捜査一課]]の支援を目的として立ち上げられた係だが、その実態は、扱いに困る宅間善人という存在を[[京都府警察|京都府警]]内で飼い殺しにするための形の無い監獄。第4作で高倉本部長が解体を示唆する
: 第4作で高倉本部長が解体を示唆する。
; キョートマン7
: 宅間が京都府警広報課時代に作ったキャラクターで、キャッチコピーは「京都を守る正義のキョートマン7」。第3作のキーアイテムとなる。
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:* キョートマンバンザイ - [[国会議員]]
: なお、それぞれの名前はパンフレットの紹介文に書いてあるが、実際に作中で呼ばれる事は無かった。
; 警視庁刑事部総合事犯対応係(仮称)
: 連続ドラマにおける宅間達の異動先。実験的な部署であることから、名称に(仮称)がついている。
: 実は「我々」創設メンバーである滝道が、真の目的は「(滝道自身にとって)不都合な出来事が起きた時に、宅間達をまとめて『処分』できるようにするための『危機管理』」であり、特に危険視していた宅間を監視する為の部署でもあった。
; 「我々」
: 犯罪者を集めて有効利用する非公式組織。
: 元々は、凶悪・複雑化する犯罪や日本国内に潜むテロの脅威に対抗するため、15年前に複数の公的機関<ref group="注">全国の警察、検察庁、裁判所、公安調査庁や内閣情報調査室等の諜報機関、法務省の官僚、政治家など多岐に渡る。</ref>に所属する人間を集めた"勉強会"<ref group="注">元々この"勉強会"に正式名称は無く、会議中にメンバーが頻繁に使う「我々」という言葉がそのまま"勉強会"の名称となった。</ref>であった。
: 宅間が京都府警広報課に所属していた頃、元妻・室町美也子が大学時代に書いた小説を参考に掲載されたコラム「'''『警察』と『更正を期待できない犯罪者』の関わり'''」が発端であり基本理念。
: 「更正を図るよりも、利用すべき。むしろ利用するしかない」という佐神の提言で、武藤など多くの「更正する見込みが無い犯罪者<ref group="注">作中宅間はそのような人物を「犯罪が好きで好きで仕方がなくて、殺人ですら心から楽しんでやれる奴」と表現している。</ref>」に諜報活動や今後起こりうる犯罪の予測等をさせることで「犯罪者による、犯罪の抑止<ref group="注">佐神はこれについて「今思えば、宅間さんを人工的に作る試みだったのかもしれません」と述べている。</ref>」と言った「'''犯罪者の有効利用'''」を図っていた。
: ところがある日、集めた犯罪者達が示し合わせて「我々」のメンバーの情報や警察が極秘に保存していたあらゆる犯罪に関するデータを持ち逃げしたため計画は失敗、組織解体後は「自分達の失敗を世間に公表して責任を取るべきだ」とする一派と、自らの[[黒歴史]]を封印し「我々」の存在・秘密を知る者たちを1人残らず抹殺しようとする一派といった2つのグループに別れる<ref group="注">現在は、高倉と白河、真里亜の父・公昭は前者の一派、野方と滝道は後者の一派の一員として、秘密裏に行動している。</ref>。
: しかし、現在では「我々」の理念や考え方があまりにも広がりすぎてしまい、「我々」という言葉は単一の組織を表すのではなく、1つの「概念」と化してしまっている。よって、世の中には「我々」の理念や考え方を有する犯罪者(あるいは犯罪者予備軍)が無数に存在する可能性があると、白河は指摘している。
 
465 ⟶ 464行目:
:
; 第9話
:* 小池 智英(本物)<ref group="注">それまで小池智英とされていたのは'''須賀和也'''。</ref> - [[山本裕典]](最終話にも出演)
:* 医師 - [[大内厚雄]]
:* ホームレス(須賀和也の身代わり) - [[前田啓太]]