「PFMサウンド」の版間の差分

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== 概要 ==
制御装置(パワーパック)に組み込まれた発生装置から[[高周波]](ただし、数百k[[Hz]]程度で厳密には[[無線]]周波数の基準では[[高周波]]には属さない)を[[レール]]を経由して車体に搭載した[[スピーカー]]から音を出す<ref>[http://www.freepatentsonline.com/3664060.pdf{{US アメリカ合衆国特許patent|3664060号]}}</ref>。[[蒸気機関車]]の[[ドラフト]]音を再現するため、[[駆動輪|動軸]]の回転で[[接点]]を開閉して高周波信号を断続させ、それにより制御装置内の音声回路のリレーが開閉することにより走行、蒸気機関車特有のブラスト音を断続させる。手元の制御装置で[[汽笛]]を吹鳴させることも出来る。汽笛の吹鳴中も走行音は断続するが汽笛等の効果音は断続することはない。PFM社が特許を取得して普及させたので便宜上PFMサウンドという名称が普及したが、同じ原理で鉄道車両の音を車載スピーカーから出すというアイディア自体は既に[[1940年代]]から存在した。ており、異なる周波数の同期信号で断続するというアイディアもHerb Chaudiere によって[[1963年]]に建設が始まり[[1965年]]にカナダのバンクーバーで開催されたNMRAの展示会で展示されたPuget Junctionというレイアウトにサウンドシステムとして原型が組み込まれていた<ref>Model{{Cite Railroader誌journal|author=Herb Chaudiere | author2=|title= | publisher=[[カルムバックパブリッシング|Kalmbach Publishing Co.]]|asin= | date=1966年5月|volume=|issue=|journal=[[Model Railroader]]|pages=|url=|isbn=}}</ref>。後にこれの影響を受けたRobert.H.Longneckerによって機関車の車軸につけられた接点によってサウンドを同期させる方法が考案された。特許は[[1972年]][[5月23日]]に成立した。
 
PFMサウンドは単純な機構ながら比較的実感味のある機関車の音を再現できるため、40年以上経った今も愛好者の間で使用されている。蒸気機関車用のSL-1と[[電気機関車]]用のEL-1等があった。特許が切れてからはLongneckerが開発に参加したPBL、Grizzly Mountain Engineering (GME) 社等、他社からも類似の製品が販売されている。
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== 脚注 ==
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<references />
 
== 参考文献 ==