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== 糖反射 ==
[[ヒト]]の[[胃]]は1分間に約3回ほどのペースで動いているが、胃内に糖が入ると胃の動きが止まることが[[東京大学]]での実証試験で判明している。[[被験者]]に砂糖水を飲ませると数十秒間胃腸の動きが完全に静止し、逆に塩水を飲ませると胃腸の動きが急に活性化した。さらにはチューブで直接[[十二指腸]]へ糖分を流し込んだ実験でも胃の運動が停止した。量的には[[角砂糖]]の1/4-1/5個くらいで起こる。糖分は[[唾液]]、[[胃液]]、[[腸液]]などで5.4%[[等張液]]になり消化吸収されるため大量の糖分の摂取により1時間以上という長時間の停滞が起こるとされる。糖を飲ませると[[細胞]]の動きが緩慢になる反応を東京大学では糖反射と名付けたが、このメカニズムはだ解明されていない。多すぎる糖の摂取は細胞にはいわば[[絶縁物質]]として作用し、[[神経]][[信号]]の伝達を阻害するのではないかと考えられている。また、糖分は[[カリウム]]の働きも加味され[[静脈]]の弛緩をもたらすとともに[[血液]]粘度を上げる。そのため血流の遅滞が起こり、[[組織]]や[[静脈]]に老廃物が蓄積することで様々な[[病気]]が発症することがある<ref name="komajo">[https://www.komajo.ac.jp/kin/topics/o-141201kenko.html 健康だより平成26年12月号「糖反射とは」駒澤女子短期大学付属こまざわ幼稚園]</ref><ref name="haisetsuno">[http://www.geocities.jp/tbcby865/haisetsuno-kagaku/shiryou/satou-ni-tsuite.htm 「砂糖」に付いて 排泄の科学より]</ref>。
 
==関連項目==