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その後、最終的に「雲」は国際的な研究[[コンソーシアム]]により調査が進められ、[[地球外生命体]]によって送り込まれた一種の観測機器である可能性が高いという結論に達し、継続的なモニターを行うこととなったのだが、ある日突然「雲」は消失する。
 
== 備考 ==
== 『物体O』との関連 ==
=== 本来の構想 ===
この作品と、1964年に発表された短編『物体O{{small|(オー)}}』に相似点があると徳間文庫版解説などにて指摘されている。『物体O』では、高さ200km、直径1000kmに及ぶリング状の謎の物体が突然大阪付近を中心に落下し、外部との連絡が一切途絶する。
当初は、後半で「雲」が消失して生還した東京の人々の知能が異常に向上しており、彼らの処遇を巡って国際世論が紛糾する、よりSF的な展開が構想されていたが、連載期間の都合により「雲」の消失時点で終了している。
 
=== 『物体O』他作品との関連 ===
『首都消失』は外側、『物体O』ではその内側の物語という点は対照的であり、また、通信・観測手段等も執筆ないし舞台として想定されている時代の科学技術に沿って異なっている。通信途絶状態のシミュレーションとして、突如アメリカと全く連絡が出来なくなった世界を描いた『[[アメリカの壁]]』という短編との関係も指摘されている。
この作品と、1964年に発表された短編『物体O{{small|(オー)}}』に相似点があると徳間文庫版解説などにて指摘されている。『物体O』では、高さ200km、直径1000kmに及ぶリング状の謎の物体が突然大阪付近を中心に落下し、外部との連絡が一切途絶する。『首都消失』は外側、『物体O』ではその内側の物語という点は対照的であり、また、通信・観測手段等も執筆ないし舞台として想定されている時代の科学技術に沿って異なっている。
 
他にも、通信途絶状態のシミュレーションとして、突如アメリカと全く連絡が出来なくなった世界を描いた短編『[[アメリカの壁]]』、またほとんどの人間が突如消失して社会的インフラが次第に崩壊していく過程を描いた長編『[[こちらニッポン…]]』との関係も指摘されている。
 
== 書籍情報 ==