「一年生植物」の版間の差分
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植物はもともとは多年生であったものと思われる。現生の植物でも[[シダ植物]]には温帯における[[ミズワラビ]]のようなわずかな例外を除くと一年草はほとんどないし、[[裸子植物]]には皆無である。いわゆる草本という形態と共に、被子植物の段階より進化したものと思われる。これは、より変化の激しい気候の地域に生活するための[[適応]]と考えられる。
たとえば、砂漠のような年間にごく限られた期間のみ水が利用できるような環境では、[[ウェルウィッチア]]のように[[地下水脈]]まで根を下ろして暮らすとか、[[サボテン]]のように極度に乾燥に強い形態で耐えるというやり方もあるが、[[種子]]で休眠して過ごす方がはるかに簡単である。ただし、そのためには良好な条件の時期に短時間で成長、繁殖することが必要になる。元来は熱帯植物である[[イネ]]が日本では東北
裸地に出現するパイオニア的な草本も1年草が多い。
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