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かつて心理学者や精神科学者たちは{{仮リンク|ルイス・マディソン・ターマン|en|Lewis Madison Terman}}の1906年の研究を踏襲し、長年に渡ってギフテッドは高知能指数と同意義だと考えていた。この遺物的概念は今日でもギフテッドの概念の中にいくらか残っている。ただし当初から他の研究者たち(たとえば[[レイモンド・キャッテル]](Raymond Cattell)や[[ジョイ・ギルフォード]](Joy Paul Guilford)、{{仮リンク|ルイス・レオン サーストン|en|Louis Leon Thurstone |label=Thurstone}})は知性とはそのような一元的な形で表せるものではなく、もっと多面的な分析が必要だと提唱していた。
[[1980年代]]と[[1990年代]]に行われた研究によって知性は複数の要素からなるという考えを支持するデータが得られた。{{仮リンク|ロバート・スタンバーク|en|Robert Sternberg |label=Sternberg}}と{{仮リンク|Janet E. Davidson|en|Janet E. Davidson |label=Davidson}}による『Conceptions of Giftedness』の中の『giftedness』の再研究において、それが特に顕著に検証されている。そこで提示された様々なギフテッドの概念は、それぞれ別個であるにも関わらず様々な面で互いに関連性がある。ほとんどの研究者はギフテッドを複数の資質(すべてが知的な要素というわけではない)として定義している。またIQ測定値だけでは、学問や芸術の実質的な創造的貢献を計測することができないとしてギフテッドの選別には不適切であると
{{仮リンク|Joseph Renzulli|en|Joseph Renzulli}} (1978) の「three ring定義」は詳しい研究から、得られたギフテッドの概念の1つである。これは、ギフテッド個人というより、ギフテッドの行動の定義であり、その行動は、以下の3つの基本要素から成り立っている。すなわち、平均以上の能力、高い目的達成意識、高い創造性という3つの特徴が、互いに関連しあい、それを反映した行動がRenzulliによるギフテッドの定義である。ギフテッドの行動を実現できる者とは、こうした3つの特徴を総合的に持っている人、あるい相互的に開発できる能力のある人であり、かつ、何からの形で有益な活動として活かせる人である。そして、こうした人々には通常の学校の教育カリキュラムでは、提供されない様々な形式の学習の機会と支援が必要である。
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アメリカの多くの学校ではギフテッドの生徒を選別するために、能力や可能性を様々な方法で判定する<ref name=johnsen />。生徒の過去の作品集、教室での観察、達成度テストや[[知能検査]]などである。教育現場の専門家の多くは、選別の方法を何か一つ使用するだけでは正確にギフテッドを見極めることはできないと考えており、総合的な判断をする。
選別方法の一つとしてIQ(知能指数)テストの値が用いられることがある。1960年代以前、「ギフテッド」がIQによって定義されていた時代には、単純にIQの値(およそ130、標準偏差15)を基準にしてギフテッドであるか否かを判定していた。こうしたIQによる選別方法は研究者たちの間では古い考え方であるが、それにも関わらず、まったく無意味だとは言えないために、今でも他の判定基準と併用して採用している学校は少なくない。現在、ギフテッドの概念はより広範に考察されているが、
IQの判定はテストの種類、作製者によっても基準が異なる。またIQテストは、高いIQの者同士の優劣を判定するには妥当ではない。IQはある人がギフテッドかどうかを判別するにはある程度有効だが、どの程度のレベルのギフテッドであるかを測定するものではない。[[ウェクスラー成人知能検査]]のIQ最高値が160であることから、ギフテッドの判別に関する著者の一部には[[知能検査#開発の歴史|スタンフォード・ビネー法]] L-M版を並外れたギフテッドを選別できる唯一のテストとして推奨する者もいる。しかし、スタンフォード・ビネー法 L-M版は廃れた測定方法を用いており、これまでアメリカにおいても標準的なテストとして用いられたことがない。
幼い子供のIQ測定は、さらに議論が必要となる。またIQテストは、一般的に言語能力や数学的な能力に重点を置いているため、芸術や文学の分野の才能は得点では反映されにくい。現在、欧米ではIQテスト以外で芸術性や独創性などを測る試験を行なう学校も多くある。作品や創造力、独創性、芸術性、
==ギフテッドの特徴==
一般的にギフテッドは同年の人間より速く、深く、広く学ぶ。ギフテッドの子供は幼いうちから話したり文字を読んだりするが、必ずしもこれが全てのギフテッドの幼少期にあてはまる特徴というわけではない。ずいぶん年上の子供と同レベルで学習することもある。高い[[論証]]能力、独創性、好奇心、想像力、洞察力、芸術性、共感的理解、豊富な語彙、優れた記憶力を持つ傾向にある。わずかの反復で全体概念を修得
ギフテッドといっても、全ての学術分野に等しく秀でていることは稀だろう。たとえば、論理問題を解くのが非常に優れているのに文字の綴りが苦手であったり、あるいは、学年平均よりずっと秀でた読み書きができる一方で数学が苦手であったりする。個人の発達の遅れに様々なケースがあるように、ギフテッドにも様々なケースが存在することが指摘されている。
肉体的、精神的に繊細で敏感であったりする。幼少時から優れた論法や推論力を示し、文章または口頭で豊富な語彙を用いることができ、使う語彙に対して鋭敏である。おしゃべりまたは早口であったり、並外れた集中力、幅広い関心、創造性豊かで限りない知識欲、深い分析力、優れた記憶力を持ち、[[知的好奇心]]や[[独創性]]に富み、鋭い質問をしたり、
一生懸命勉強せずとも際立った学習成績を修めるという特徴が伺えるが、これも個人差がみられる。それゆえ飽きやすい傾向もしばしばみられ、授業
知性、認知能力や語彙が発達していることから同級生ではなく年上や大人と話すのを好む。他のギフテッドとの交流は、心的に安定感をもたらすと報告されている。
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コミュニケーション能力に優れ、[[道徳]]心、責任感、高い洞察力、共感的理解、問題解決能力などの高いリーダーシップ力を潜在能力の特徴として指摘されている<ref name="clark"/>。
芸術分野のギフテッドは、高いIQと知性を示し、早期から芸術分野で才能を現し、豊かな想像力や表現力に富み、創造性、独創性、芸術性に優れ、アイデアに溢れ、身体動作やリズム感に繊細、思慮深く、洞察力、感受性が豊かなどの潜在能力を示す<ref>Haroutounian, Joanne (1995) Talent Identification and Development in the Arts: An Artistic/Educational Dialogue</ref>。しかしこれ
これら知性面だけを取り上げて、ギフテッドは単純に学力やIQテストによって測定できる量的な違いであると信じられがちだが、一方で、ギフテッドは世界を知覚するのに一般人とは根本的な違いがあり、その違いが本人の人生経験すべてに影響している、とする仮説がある。過敏な神経による'''過度激動な反応'''('''OE'''。後述)が原因となって、社会や人生における出来事を一般人に比べて強く、深く、長く感じるという説である。この生理的な違いは、ギフテッドの子供が学校を卒業しようと、大人に成長しようと消えない。ギフテッドの大人はめったに特殊な人として扱われないが、
=== OE(Overexcitabilities、過度激動) ===
ギフテッドの人間には異常なほどの熱情、並外れた集中力、一般人とは一風変わったふるまいが見られる。これは[[注意欠陥・多動性障害|多動性障害]]、[[双極性障害]]、[[自閉症#自閉症の分類|自閉症スペクトラム]]やその他の心理的障害の兆候に似ている
否定的な分離とは、一般社会的な生き方から受動的・破滅的に離れてしまうことで、行為の主体性を喪失するため[[精神病]]や[[自殺]]を引き起こす可能性がある。それに対して積極的な分離とは、一般的な受身の人生から離れるべく、まず対象から主体的に分離し、物理的あるいは精神的な距離を置くことで、より広い視野を俯瞰し、強い知覚に基づく深い理解を形成し、より高いレベルの認識を求め続けることである。たとえば、一般社会に対してでさえ積極的分離と再融合を繰り返すギフテッドは、自己や世界の概念が徐々に変化しながらも少しずつ社会の矛盾を解きほぐし、問題を認識し、最終的に独創的な生き方のビジョンを得てその解決や克服、その実現を目指す。しかし、その分離過程では、常に、緊張、不安、気分的うつ、恥、罪悪感といった精神的苦痛を伴う。その自己の葛藤は、常に深い感情作用と連動しており、人生の要となる出来事から日常の内省行為まで、世の中がそうあるべき姿と現実世界とのギャップを思い知る強烈な機会となる。
ドンブロフスキは、短時間の単純な感情は人格の成長にあまり影響はなく、否定的感情も含めた激しい感情作用こそが人生を変えるような劇的な体験をもたらし、積極的な分離を起こすと考えた。つまり精神的苦痛は、個人が心理的により高いレベルへ成長するために不可欠であり、その深い感情作用を最大にもたらすものはOEである、と結論付けている。ギフテッドの子供が、OEという平均以上に敏感な精神状態にあることは、勉学や
ドンブロフスキはOEを次の5つの分野に区分けした。
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ギフテッドと[[うつ病|慢性うつ病]]や[[自殺]]との関連性は、科学的には未だ証明されていない。レイスとレンズリの研究では次のように述べられている。「著述や視覚芸術に優れた独創的なギフテッドである青少年を除いては、ギフテッドの人間も一般人もうつ病に関する違いはない。ギフテッドは知覚能力が発達しており、他人よりも敏感で発達社会的に孤立し、発達状態にもむらがあるため社会的、精神的な問題にぶつかる。しかしながら、彼らのもつ高い問題解決能力、[[社会技能|ソーシャル・スキル]]、倫理判断、学校外の事物への関心、達成感といったものが助けとなっていると思われる」<ref name=renzulli /> また自殺率についても、ギフテッドとの関連性はいまだ証明されていない<ref>Neihart, M. (2002). Risk and Resilience in Gifted Children: A Conceptual Framework. In M. Neihart, S. Reis, N. M. Robinson, & S. M. Moon (Eds.) ''The Social and Emotional Development of Gifted Children.'' (pp. 113-124). Waco, Texas: [http://www.prufrock.com/ Prufrock Press, Inc.](英語版脚注)</ref>。
しかし、ギフテッドの人間が気分的にうつ状態に陥ることが多いことは、過去から広く認知されている。死の終局、
===孤立===
ギフテッドはOE([[#ギフテッドの特徴|前述]])に起因する少し変わった行動をとる、同世代の子供達と精神年齢や興味が異なり話が合わないといった理由で、気の合う友達がみつからなかったり、他の子供から[[疎外]]されることもある。外界からの刺激を嫌うためや、人生をより真摯に受け止めるがゆえに内向性を持ち、頻繁に内省するために、ギフテッド自身が一人でいることを選ぶ場合もある。
特にギフテッド仲間の[[社会的ネットワーク]]を持たない者にとって、[[孤立]]は一番の問題である。他人に好かれ、認められようと、ギフテッドの子供はしばしば自分の能力を隠そうとする。低達成児となったり、家族や信頼できる人といる時に使う高尚な言葉とは異なり、同級生といる時は簡単な言葉を使うようにするといった、本当の自分とは異なる姿を演じる<ref>Swiatek, M. A. (1995). An Empirical Investigation Of The Social Coping Strategies Used By Gifted Adolescents. [http://www.nagc.org/index.aspx?id=163 ''Gifted Child Quarterly], 39,'' 154-160.(英語版脚注)</ref>。これはギフテッドの女性に
Intra- and Inter-Personal Worlds of Our Gifted" as found on the World Wide Web at http://www.hoagiesgifted.org/light_up_the_world.htm.(英語版脚注)</ref>。
欧米には[[ギフテッド教育]]を施す私立校がある。アメリカ合衆国の場合、公立や進学校を含めた他の私立からギフテッド専門の私立校へ転校する子供も多い。専門私立校は公立のギフテッド・プログラムとは異なる選考基準を設けるところもある。卒業生が[[アイビー・リーグ]]などの名門大学に進む学校も多いが、ギフテッド専門校は進学校ではなく、あくまでもギフテッドである生徒のニーズにきめ細かく応えることができる学校である。そこでは、ギフテッドの子供が、本来の自分のままでいながらにその才能を最大限に咲かせられることを最優先にしている。ギフテッド専門校に通ってようやく話が通じる仲良しの友達ができた、「普通の人」を演じる必要がなくなった、というような広義の意味での[[クオリティ・オブ・ライフ]](人生の質)の向上に力を入れ
===アンダー・アチーブメント(低達成)===
ギフテッドの生徒はしばしば、その能力と実際の成績の間に大きな隔たりがある。多くのギフテッドは標準テストなどでは非常に優れた結果を出すのに、学級でのテストでは低得点しか取れないことがある。こうした隔たりは、周囲からの孤立を避け学校友達・同級生に同化しようとするプレッシャー
また低達成児は、ギフテッドと[[学習障害]]が同時に存在するわけがないという誤解のために、学習障害を持つギフテッドが診断漏れで支援教育を受け損なっていることもある。一般的に、全教科の点数が平均以上であっても、点数差が標準偏差σ1程度あれば学習障害と定められる。
ギフテッドの広く、深く、速く学習するという性質上、単純に学習量や難易度を増した[[習熟度別学習|習熟度別クラス]]やスピードを増しただけの[[飛び級]]では十分に対応しきれない。低達成児であるギフテッドの子供の能力や興味、幅広い好奇心にもとづいた'''エンリッチメント・プログラム'''を受講させることが解決法となる。エンリッチメント・プログラムとは生徒の精神的健康を念頭に置いて、主体的な関心を持って学習できるよう工夫して作り上げられたもので、多方面にわたった幅のある発展的授業や個別指導カリキュラムを指す。
===完璧主義===
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====天才====
知的好奇心という点でギフテッドと'''[[天才]]'''は非常に似通っているが、天才という言葉は
====サバント====
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たとえばアメリカの場合、ギフテッドの定義は州や[[アメリカ合衆国の学区|学区]]によって異なる。純粋にギフテッドの生徒を対象にして、空きがある時のみ成績優秀者を受け入れる所もある。一般的に言って、予算や学級編成の都合があったり、ギフテッドが学力差別だと非難を受けている地域などでは、ギフテッドのかわりに、ギフテッドおよび成績優秀者、上級、優等、高能力、優秀といった呼称を与え、ギフテッドに限らず成績優秀者を上位から選抜していく学校が多い。学業評価で判定する場合は、生来のギフテッドであってもすくい上げられない生徒が出てくる。
また、ギフテッドという点を見落として学習障害児や発達障害児
===
特殊教育の中でもギフテッドは高知能、高能力ゆえに後回しにされがちである。知能指数が平均より下方にある子供ばかりでなく、上方にある子供にも支援を受ける権利はある。ギフテッドの子供の中にはギフテッドであるがゆえの様々な問題を抱えており、支援を必要としている
通常ギフテッド教育を受けるには知能指数や学力試験で選抜され
== 優秀な子供とギフテッドの比較 ==
ギフテッドは、遺伝により生まれ持った特質な資質と環境との相互作用によるものであるが<ref>Plomin, R., & Price, T. S. (2003). The relationship between genetics and intelligence. In N. Colangelo & G. A. Davis (3rd Ed.) Handbook of Gifted Education (pp. 113-123). Pearson Education, Inc.</ref>、幼少期から教育熱心な親と特別な教育方法と本人の一生懸命な学習努力で優れた成績を収める
{| class="wikitable sortable"
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== 日本にギフテッドが浸透しない理由 ==
{{要出典|section=1|date=2014年7月}}
[[ギフテッド教育]](GATEやTAG)が進んでいる欧米諸国では、現地でギフテッド教育を受けている日本人の子供が多数いる。その中にはギフテッドを誇りに思っているが、「特別」「違う」「独特」「変わっている」などと表現されることを非常に嫌がる親もいる
日本は受験システムにより、テストの採点結果のみが高く評価され、欧米社会の様な本人の持って生まれた
欧米では、ギフテッド=「神様が特別に選んで優秀にさせた、ギフトを授けた」という
日本国内においてギフテッドの定義が浸透しないのは、欧米の[[機会平等]]主義に対して日本が能力平等主義であること、一人一人の人間が天・神によって創られているという欧米の宗教観に対して日本では血にこだわる素朴遺伝観が強いといった差が要因にあると言われている。この相違点は{{仮リンク|氏か育ちか論争|en|Nature versus nurture}} にも繋がる。
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現在の日本社会にそぐわない知性論そのものを周知させることが、常に逆差別や感情論などを引き起こし議論を停滞・誤解させる危険を伴う。また「ギフテッドは生まれつき」という概念を浸透させるには、血にこだわり建前として能力平等を前提とする日本社会において遺伝子論争や[[優生学|優生]]思想を避けては通れないため、ギフテッド・プログラム導入には非常に慎重にならざるを得ない。
==誤診の問題==
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ギフテッド教育がさかんな諸国では、ギフテッドが、[[発達障害]]、[[注意欠陥・多動性障害]](ADHD)や[[自閉症]]、[[強迫性障害]]、[[アスペルガー症候群]]、[[気分障害]] の[[気分変調性障害]]、 [[鬱]]、[[双極性障害]]などに[[誤診]]され社会問題となっており、注意が呼びかけられている。
一般的なギフテッドの社会認知は進んでいても、医
不必要な[[処方薬]]の摂取は、ギフテッドの才能や能力を鎮圧させてしまう。薬の摂取をやめ、教育などで知的深究心を満たさせると誤診された症状が改善するという報告もある<ref>Misdiagnosis and Dual Diagnoses of Gifted Children and Adults: ADHD, Bipolar, Ocd, Asperger's, Depression, and Other Disorders by James T. Webb.Edward R. Amend, Nadia E. Webb and Jean Goerss. Great Potential Press, Inc., Jan 1, 2005 - Family & Relationships</ref>。
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