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* [[お年玉]] - 年神からの賜りもの、年(トシ = 米 = 稔りに1年かかるの意)の魂(霊魂)、という意味合いがある<ref name="murobushi" />。
* [[年賀]]
* [[バレンタインデー]](2([[2月14日]]) - 日本にこの風習がいつ伝わったか確かなことは分かっていないが、商業イベントとしては[[1930年代]]ひろく浸透はしなかったものの、製菓業界による宣伝を契機にするという説が有力である。[[1950年代]]には、[[百貨店]]が女性を対象とした販売促進イベントとしてこの習慣をアピールした。このときは送る相手(恋人・友人・家族)、贈答品の種類も[[企業]]によってまちまちだった。[[1960年代]]には、[[森永製菓]]が「恋人に[[チョコレート]]を贈る」というメッセージの広告を展開し、女性消費者の関心を引き付けた。(おりしも皇太子のご成婚(1959([[1959]])以降ロマンスへ関心が高まっていた。)1970)[[1970年代]]になり、ようやくバレンタインデーは広く浸透し、贈り物もチョコレートに固定化されるようになった。この頃の贈り主はもっぱら10代の女性である。[[1980年代]]には、好景気の影響もありチョコレートに別の贈り物を添えたり、チョコレートを手作りする風潮が起こった。また[[義理チョコ]]という日本独自の風習も始まった<ref name="sekiguchi" />。
* [[ホワイトデー]](3([[3月14日]]) - 1980年代、日本の[[洋菓子]]業界がバレンタインデーの返礼イベントとして提案した、日本独自の風習である<ref name="sekiguchi" />。
* 合格祝い、入学祝い、卒業祝い
* [[母の日]]
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}}</ref>。
* [[歳暮]] - 日本では収穫の神事の後、[[直会]]で共に会食することにより、人々は神の霊魂の分割にあずかり連帯を強めるという習俗があった。また年の暮れには先祖の魂祭りをする習俗もあった。これらが結びつき、歳暮の贈答という風習となったと考えられる<ref name="murobushi" />。
* [[クリスマスプレゼント|クリスマス]](12([[12月24日]]) - 日本では[[明治]]以降、百貨店が販売促進を目的としてこの風習をアピールしたが、ごく一部にしか浸透しなかった。1950年代の[[進駐軍]]と[[キリスト教]]団体による[[慈善活動]]以降、急速にひろく普及するようになったが、その頃は成人男性の盛り場での娯楽イベントという性質のものだった。1960年代以降、経済成長に伴う[[マイホーム主義]]が広まるにつれ、家庭内イベントとして浸透した。1970年代後半以降は若い男女へのアピールが強まり、また[[クリスマスイブ]]が重要になった。1980年代後半の[[バブル景気]]期に、そのロマンチック志向・ブランド志向は頂点に達した。[[1990年代]]以降は個性や自分らしさを演出する傾向が見られるようになった<ref name="sekiguchi" />。
 
=== キリスト教圏 ===
* [[バレンタインデー]](2月14日) - [[ローマ]]近郊[[テルニ]]の司教[[ウァレンティヌス]]の殉教記念日を起源とする。7世紀にキリスト教の祝祭行事となったが、14世紀頃には縁結びの守護聖人の日として恋人同士がプレゼントを贈りあうなど世俗化が進んだ。[[第一次世界大戦]]後、アメリカではカード業界を中心にしてこの日に[[グリーティングカード]]を贈りあう風習が起こり、現在も恋人同士に限らず、親子や友人どうしでカードを贈りあうことがひろく行われている<ref name="sekiguchi" />。
* [[イースター]](4月頃)
* [[ハロウィン]](10([[10月31日]]
* [[クリスマスプレゼント|クリスマス]](12月24日) - 古くからあるクリスマスの風習に、クリスマスプレゼント・[[クリスマスカード]]・[[サンタクロース]]といった要素が加わるのは19世紀以降のアメリカにおいてであり、それはクリスマス期の消費促進を目的としたものであった<ref name="sekiguchi">{{Cite book|和書
|author=関口英里