「直接民主主義」の版間の差分

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→‎対立と治安の悪化: 「重要な政治問題」を共通原因とする擬似相関
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なお、イギリスは島国であり、議会制民主主義を採用している先進国であることから、日本との類似点も多い。
 
ただし、憲法改正手続きに国民投票を義務付ける日本や、逆に予算額の少なくて済む法律については国民投票を義務付けないスイスのように、多くの国々は、
*重要な政治問題は直接民主制
*瑣末な政治問題は間接民主制
で処理する制度を採用している。
一方、重要な政治問題は内乱・暴動の原因となりやすい。
すなわち、内乱・暴動と直接民主制との間の相関関係の大部分は、「重要な政治問題」を共通原因とする[[擬似相関]]である。
仮にこれらの問題を直接民主制ではなく議会制のみで処理しても、政治問題の重要性が変わらない以上、内乱・暴動の危険性も変わらない。
一方、内乱・暴動からの回復は、国軍による暴徒への無差別攻撃など、不当だが強力な鎮圧手段を使う余裕が国家側に生じるので、決定に高い正統性を与えられる直接民主制の方が容易になる。
[[安保闘争]]では、間接選挙を二度経る(国民->議員->首相)首相の治安出動要請を国軍が拒否しており、結局、首相が辞任するまで国会周辺の治安は改善しなかった。
 
=== 無所属・小党乱立による政治の混乱 ===