「スパゲッティ」の版間の差分

もともとは庶民の食べ物であり、食べ方についての正式なマナーなどは存在していない。伝統を踏まえた上で強いて正当な食べ方と言えば、手で掴んだスパゲッティを頭上にかかげ下から食べると言うスタイルがあげられる。また料理としても手掴みで食べることを前提に進化しており、フォーク以外に何らかの食器のアシストが不可欠なスープ仕立てのスパゲッティ料理はイタリアでは殆ど見られない。手掴みのスタイルは20世紀初頭まで伝統的な食べ方として残っていたが、イタリアでは100年ほど前には庶民の間でもフォークが使われるようになり、徐々に現在のフォークのみで食べるスタイルが定着していった。イタリア以外の欧州や米国、日本などにおいてはフォークに加えスプーンやナイフが併用される事が多い。日本では箸も広く使われている。