「肝っ玉おっ母とその子どもたち」の版間の差分

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== 梗概 ==
[[三十年戦争]]時代の[[ドイツ]]および[[ポーランド]]が舞台である。主人公は「肝っ玉」とあだ名される女性アンナ・フィアリングで、隊を相手に商売をする[[酒保商人]]である。彼女にはそれぞれ父親の違う3人の子供がいるが、長男、次男は相次いで軍に徴兵される。会計係の次男シュワイツアーカース(スイスチーズ)はやがて戦死し、長男アイリフは平和になった時期に百姓を殺して略奪をしたために処刑され、残された唖の娘カトリンもまた、軍の襲来を町に知らせようとして射殺される。「肝っ玉」は子供を次々と奪っていく戦争を呪いながらも、戦争を相手にした商売を最後までやめることはできない。
 
互いに独立した12の景からなり、[[パウル・デッサウ]]作曲による9つのソングが挿入される。ブレヒトの「叙事的演劇」の代表作であり、景のはじめには[[幻灯]]によって演じられる内容が予告され、それによって筋を批判的に鑑賞することが観客に促される。