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四肢を失い大火傷を負ったことで、皇帝[[ダース・シディアス]]や[[ヨーダ]]をも遥かに超える可能性を秘めたフォースの潜在能力をすべて開花させることはできなくなったが、依然その戦闘能力やパイロット技術は高く、長らく皇帝は新たな弟子に乗り換えることはなかった。だがそれは同時に、ベイダー自身では皇帝を超えることが叶わず、自らが銀河を統治し不毛な争いを終わらせるという野望が叶わぬという事実を示すことでもあった。
 
そんな折、息子である[[ルーク・スカイウォーカー]]と出会い、皇帝すら凌ぐ可能性を秘めた類稀なる才能に目をつける。自身がルークの父親であることを告げて、自らの手ほどきでフォースの暗黒面に引き込み、まだ開花していないルークの潜在能力を解放させようと考え、皇帝を倒し親子で銀河を支配しようと誘うが、拒否されてしまう。それに対して、既にベイダーの野心とルークの高い潜在能力に気付いていた皇帝は、ルークをベイダーにわる新たな弟子として迎えるべく、ベイダーとルークの決戦の場を仕向けた組んだ。この戦いの最中、ベイダーは不用意な言動で挑発し、ルーク鱗に触れてしまい上させ、激情に任せたルークの激しい攻撃にライトセーバーごと右手首から先を切り飛ばされ追い詰められてしまう。ルークが激情に走り怒りと憎しみに任せてベイダーを打ち倒したのを見計らって、皇帝はルークに対してもはや戦意を喪失したベイダーを殺害するように教唆する。これはかつて皇帝がベイダーを暗黒面にさせるために行った教唆の一つ(無力化した相手を殺害する)させたのと同じもの計略である。しかしルークのとった行動は、追い詰められた[[ドゥークー伯爵]]の命を奪った若き日のベイダーとは全く違う、ジェダイの騎士としてあくまでも毅然としたものであった。ルークの「あなたの負けだ皇帝。僕は暗黒面には堕ちない」「僕はジェダイだ。かつて父がそうであったように」という言葉と、皇帝が放つ[[フォース (スター・ウォーズ)#フォース・ライトニング|フォース・ライトニング]]に撃たれながらも父の良心を信じ続ける叫びに心を打たれ、かつてのジェダイの騎士であった頃の[[アナキン・スカイウォーカー]]としての心を思い出したベイダーはジェダイに帰還し、捨て身の覚悟で皇帝を第2デス・スターの巨大な原子炉に投げ込んで倒した。ここに、かつて[[クワイ=ガン・ジン]]により見出されたフォースにバランスをもたらす「選ばれし者」としての使命を果たしたのである。
 
だが、皇帝のフォース・ライトニングを受けて[[生命維持装置]]を破壊されてしまい、ベイダーの命も風前の灯となってしまう。マスクを外せば、すぐに事切れるような状態にも係わらず「自分の目でお前の顔を見たい」と、瀕死のベイダーはルークにマスクを外してもらい、自身の目で息子の成長した姿を確かめ、息子の腕の中で静かに息を引き取った。遺体はルークの手で第2デス・スターから運び出されて荼毘に付され火葬され、その魂はフォースと一体となり、オビ=ワンやヨーダとともにルークを見守ることとなった。
 
=== 帝国軍における地位 ===