「サツマイモ」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし |
m ウィルス |
||
50行目:
== 栽培 ==
=== 栽培法 ===
サツマイモは[[繁殖]]能力が高く窒素固定細菌(クレブシエラ
[[春]]に苗を植え付け、[[晩夏]]から[[秋]]にかけて収穫する(暖地の場合)。また、[[肥料]](特に窒素肥料)を多く与えて葉や茎が育ちすぎると、過剰成長して根の品質(外見・味)が下がる。また、極端な場合では[[光合成]]で作られた栄養が茎や葉の成長に浪費されるため、芋の収穫量が減る。サツマイモは痩せた土地でも育つので、前作で野菜が良く採れた場合、初心者は全く肥料を与えないで栽培するほうが安全である。苗が植物[[ウ
以下は特殊な栽培法についての説明である。
171行目:
=== 燃料 ===
痩せ地での栽培に適し、デンプンを多く含むサツマイモは、しばし[[バイオエタノール]]の原料として注目されることがある。[[第二次世界大戦]]中の日本では、不足する[[航空機]]用燃料のためにバイオエタノールの製造が研究された。<ref>[http://www.gelifesciences.co.jp/newsletter/biodirect_mail/chem_story/90.html 生化夜話 第17回:未知なる燃料を芋に求めて]</ref>現代においても、環境志向の高まりと将来起こるであろう[[化石燃料]]の不足に備えて、研究が進められている。<ref>[http://www.afpbb.com/articles/-/2319271?pid=2412941 バイオ燃料の原料に適したサツマイモの開発に成功]
== 文化 ==
185行目:
:十三里は[[江戸時代]]、サツマイモの名産地で知られた[[川越市]]([[埼玉県]])が[[江戸]]から[[川越街道]]を通り、約十三里(52km)の距離であったことに因み<ref name=huk>[http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/column/54143.html 『福井新聞社『栗(九里)より(四里)うまい十三里―と… - 2014年09月15日午前06時43分』] 2015年01月24日閲覧</ref><ref name=sou/>、距離的概念の十三里と九里+四里を足して十三里(9+4=13)を引っかけ、[[洒落]]をきかせている<ref>関根 久夫『夫埼玉の日本一風土記』2010年 幹書房</ref>。
:現在では各地で販売するサツマイモ食品の宣伝文句や商品名に活用されている<ref> [http://www.asahi.com/articles/ASG784PTPG78PLZB00G.html 朝日新聞社『(おあがりやす)遊び心
:九里四里うまいを略し、『十三里』でサツマイモ、サツマイモ食品の異称にもなっている<ref>[http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?search=%E5%8D%81%E4%B8%89%E9%87%8C&match=beginswith&itemid=DJR_juusannri_-010 三省堂『じゅうさんり(十三里)』大辞林 第三版] 2015年01月24日閲覧</ref>。
219行目:
== 日本国内間の検疫 ==
[[植物防疫法]]の定めにより、イモゾウムシやサツマイモノメイガなどの害虫の拡散を防ぐため国内間でも検疫が行われ<ref>[http://law.e-gov.go.jp/announce/H21F17001000046.html イモゾウムシ及びアリモドキゾウムシの緊急防除に関する省令]{{リンク切れ|date=2015年5月}}(平成二十一年七月二十一日農林水産省令第四十六号)</ref>、沖縄県全域、奄美群島、トカラ列島、小笠原諸島からは、サツマイモやグンバイヒルガオ等のヒルガオ科植物の生茎葉及び生塊根等の持ち出しは規制されている<ref>[http://www.pref.okinawa.jp/mibae/imo/index.html イモゾウムシとは]沖縄県病害虫防除技術センター</ref>。個人の手荷物程度の量であれば、所定の方法で事前に申請すれば移動規制地域から持ち出す事ができる。ただし、蒸気で消毒を行う蒸熱処理を行うため、その施設がない地域からの持ち出しはできない<ref>植物防疫所「[http://www.maff.go.jp/pps/j/introduction/domestic/didoukisei/kensa_syoudoku/index.html 移動規制のある植物の検査及び消毒について] 」農林水産省 2015年5月29日閲覧。</ref>。<!-- 従って、空港などで該当する物品を所持していると没収される。
現地の港および空港に、これらの注意を促す掲示やポスターがあるので、当地を訪問の際には参照されたい。
|