「ゼーアドラー (帆船)」の版間の差分

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以降のゼーアドラー号のやり方はこれとほぼ同様であった。正体を隠して接近し、不意にドイツ[[軍旗]]を掲げて発砲、停船させてから拿捕するというものである。乗員は全てゼーアドラー号に移動させてから、船を沈没させた。捕虜は、船の前部(弾薬庫があった)に入らないことと、航行の邪魔をしない限り、船内で自由にすることが許された。
 
翌[[1月10日]]、近海でイギリス船籍の[[砂糖]]輸送汽船ランディー・アイランド号(Lundy Island, 3,095トン)を拿捕、撃沈した。ランディー・アイランド号の船長は、以前[[捕虜宣誓]]に署名したことがあり、船に乗ること自体が[[戦時国際法]]違反であったが、ルックナーは不問にした。
 
ゼーアドラー号はジブラルタル沖を離れ、さらに南下した。[[ブラジル]]と[[西アフリカ]]をつなぐ大西洋のほぼ中央で、[[貿易風]]に乗ってくる船を待ち受けた。[[1月21日]]、[[フランス]]船籍の帆船シャルル・グノー号(Charles Gounod, 2,199トン)を拿捕、撃沈した。[[1月24日]]、[[カナダ]]船籍のスクーナー帆船パーシー号(Perce, 364トン)を拿捕、撃沈した。パーシー号の船長は妻を連れて[[新婚旅行]]中だったという。