「適応障害」の版間の差分

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うつ病や[[気分変調症]]との鑑別が特に難しいときがある<ref name="うつ病学会ガイド">{{Cite report|title=日本うつ病学会治療ガイドライン |author=日本うつ病学会 |authorlink=日本うつ病学会 |coauthor=気分障害のガイドライン作成委員会|url=http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/mood_disorder/img/120726.pdf |format=pdf |edition=2012 Ver.1|date=2012-07-26|page=3}}</ref>。ストレス因子に反応して、大うつ病エピソードの診断基準を満たしていれば、適応障害ではない{{sfn|DSM-IV-TR邦訳書|2004|loc=&sect;適応障害-鑑別診断}}。[[パーソナリティ障害]]はストレスによって悪化しやすいので、通常は適応障害の追加の診断は不要である{{sfn|DSM-IV-TR邦訳書|2004|loc=&sect;適応障害-鑑別診断}}。
 
死別への反応は精神障害ではなく<ref name="DSM-5エッセンス適応障害"/>、通常は死別反応(診断コードV62.82)である{{sfn|DSM-IV-TR邦訳書|2004|loc=&sect;適応障害-鑑別診断}}。DSM-5においては、死別反応といった強いストレスに伴う抑うつは、治療なく回復する可能性があるため、うつ病の診断基準に死別反応に関する注釈が加えられた<ref name="DSM-5はなぜ">{{Cite book|和書|author=大野裕|authorlink=大野裕|title=精神医療・診断の手引き―DSM-IIIはなぜ作られ、DSM-5はなぜ批判されたか|publisher=金剛出版|date=2014|isbn=978-4772413862|pages=39-40}}</ref>。DSM-5のうつ病の診断基準の注釈によれば、死別による抑うつ症状は、1-2年続く理解可能な正常な反応である場合もある<ref name="DSM-5depdis">{{Citation|和書|author=アメリカ精神医学会|authorlink=アメリカ精神医学会|others=[[日本精神神経学会]]日本語版用語監修・高橋三郎・[[大野裕]]監訳・染矢俊幸・神庭重信・尾崎紀夫・三村將・[[村井俊哉]]訳|date=2014-06-30 |title=DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル|publisher=[[医学書院]]|isbn=978-4260019071|pages=20、161、801}}</ref>。
 
ICD-10について挙げる。