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{{Otheruses|コンピュータのファイルシステム|その他|ディレクトリ (曖昧さ回避)}}
 
'''ディレクトリ''' (directory) は、[[コンピュータ]]の記憶メディア([[ハードディスク]]など[[ファイルシステム]])の[[ファイル (コンピュータ)|ファイル]]を整理・管理するための、階層構造([[ツリー構造]])を持つ[[グループ]]名。[[初心者]]向けの解説書などでは'''ファイルの[[入れ物]](容器)'''などと表現されることもある。
 
==概要==
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ファイルはルートディレクトリからの[[パス (コンピュータ)|パス]]名(path)で識別される。これを'''絶対パス'''や'''フルパス'''と呼ぶ。これに対して、あるディレクトリからの相対的なパス('''相対パス''')でファイルを識別することもできる。このときのディレクトリを'''[[カレントディレクトリ]]'''あるいは'''ワーキングディレクトリ'''と呼ぶ。
 
ディレクトリ名や[[ファイル名]]は分離符により区切られ、Unix系のOSやMac OSでは '''<code>/</code>'''([[スラッシュ (記号)]])、Windowsでは '''<code>{{Backslash}}</code>''' ([[バックスラッシュ]])が用いられる(ただし、バックスラッシュは日本語環境では'''<u>半角の</u>'''円マーク<code>&yen;</code>'''[[円記号|円マーク]]'''に置き換わる)。Unix系やMS-DOSでは、カレントディレクトリを <code>cd</code> コマンドあるいは <code>chdir</code> コマンドで変更できる。ディレクトリ内容の検索には <code>ls</code> コマンドあるいは <code>dir</code> コマンドを使用する。
 
[[ユーザー]]が[[システム]]に[[ログイン]]したときのカレントディレクトリを[[ホームディレクトリ]]と呼び、その配下にユーザー個人のファイルを置くことが多い。
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[[GNU/Linuxシステム|GNU/Linux]]にはディレクトリ構造を統一されるために[[Filesystem Hierarchy Standard]] (FHS) が規格された。FHSは、Linuxシステムにおける、ファイルの役割とそのファイルが存在すべきディレクトリの位置を対応させる規格であり、ディレクトリ構成を示したファイルの標準化仕様書になる。
<!--
 
==ディレクトリの例==
;Unix系OS
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*D:\ (ルートディレクトリ)
-->
 
==符号位置==
GUIで表現されるディレクトリ(フォルダ)のアイコンは、[[絵文字]]として[[Unicode]] 6.0から収録されている。