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: 自動車においては、[[日立製作所|日立]]、ゼニス・ストロンバーグを始めとするサイドドラフト・[[スキナーズ・ユニオン|SUキャブレター]]が最も一般的に使用された。
; 負圧型
: CV(Constant Velocity または Constant Vacuum)型では、アクセルワイヤーは空気の流量を調整するバタフライバルブのみを操作する。ベンチュリはバキュームピストンの動きによって開口面積が変化し、その下端には穴が開けられている。バキュームピストンには[[ダイフラム]]式では膜が付いており、膜の片側には吸気管に生じる負圧がかかり、反対側は大気に開放されている。バキュームピストンはバネで支持され、バネの力と負圧のバランスでベンチュリの開口面積が流量に応じて自動的に決まり、流量が変わらなければ流速がほぼ一定になるように自動調節される。吸入負圧の小さな[[2ストローク機関|2ストロークエンジン]]には適さない。ベンチュリの開口面積はスロットル操作に直接的に影響を受けないため、エンジン出力のスロットルに対するレスポンスはほかの方式よりも緩やかである。
: 過渡特性が操縦性に大きく影響するオートバイにおいては、インジェクションが普及するまでは原付と2ストローク車、競技用車を除けば一般的な存在であった。
; ピストンバルブ型