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'''星出 彰彦'''(ほしで あきひこ、[[1968年]][[12月28日]] - )は、日本の[[宇宙飛行士]]。[[宇宙航空研究開発機構]]所属。
 
== 略歴 ==
=== 学生時 ===
[[東京都]][[世田谷区]]生まれ。3歳から7歳までアメリカに在住していた。母親によれば、4歳の時に[[スミソニアン博物館]]を訪れて以来、宇宙飛行士となる夢を抱き続けていたという<ref>2008年6月1日「NHKニュース おはよう日本」のインタビュー</ref>。
 
1984年[[茗溪学園中学校・高等学校|茗溪学園中学校]]卒業、同高等学校入学。中学・高校時代は水泳部に所属。高校2年在学中の1985年、[[ユナイテッド・ワールド・カレッジ|UWC]](ユナイテッド・ワールド・カレッジ)へ留学。1987年、[[シンガポール]]の東南アジア・カレッジ(United World College of South East Asia)卒業。茗溪学園ではUWC留学の時点で、高等学校を自主退学する形になるが、UWC卒業と同時に、在籍時の学年クラスの卒業生と同等に扱われる(6回生)。このため、大学受験資格は[[国際バカロレア資格]]の後期中等教育課程修了が適用される。
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2007年3月23日、JAXAが、「[[きぼう]]」日本実験棟打上げ2便目のスペースシャトル(STS-124/1J)に搭乗する日本人宇宙飛行士を、星出に決定。
 
2008年5月31日、[[アメリカ合衆国]][[東部夏時間]]17時2分(日本時間6月1日6時2分)、[[スペースシャトル]][[ディスカバリー]]によって[[ケネディ宇宙センター]]より宇宙へ。[[国際宇宙ステーション]](ISS)に設置する日本の実験棟「[[きぼう]]」の船内実験棟を搭載。この船内実験棟は今までスペースシャトルが打ち上げたペイロード(貨物)の中では最大のものである(質量約15t)。6月2日、アメリカ[[中部夏時間]]13時3分(日本時間6月3日3時3分)[[ディスカバリー]]ISSとドッキング。6月3日、アメリカ中部夏時間15時49分(日本時間6月4日5時49分)ISSの[[ロボットアーム]]によって「[[きぼう]]」船内実験棟の設置を開始。星出は、ISSのロボットアームを操作した初めての日本人宇宙飛行士となった。同日[[中部夏時間]]18時42分(日本時間6月4日20時42分)およそ3時間におよぶISSと宇宙船内実験室の設置に成功。翌々日6月5日16時5分(日本時間6月6日6時5分)実験棟船内に入室。
 
6月8日、日本の首相[[福田康夫]]、文科相渡海らが東京の[[日本科学未来館]]にて、同館館長の[[毛利衛]]とともにISSの星出と交信。総理大臣と日本人宇宙飛行士の交信が[[総理官邸]]以外の場所でおこなわれたのは初めてであり、[[ハイビジョン]]などを使用した大掛かりなイベントとなった。星出は福田より「実験の成功を祈っております」などのコメントをもらう。
 
6月14日、アメリカ[[中部夏時間]]11時15分(日本時間6月15日0時15分)[[スペースシャトル]][[ディスカバリー]]にて[[ケネディ宇宙センター]]に無事帰還。
 
=== ISS長期滞在 ===
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* 作家の[[岩崎夏海]]とは、茗溪学園で中学・高校と同級であった<ref name="FRIDAY">「宇宙飛行士・星出彰彦と『もしドラ』岩崎夏海は「同級生」」([[フライデー|FRIDAY]]、2012年7月13日号86-87頁)</ref>。ISS長期滞在に先駆け、2012年7月には共著『宇宙って面白いの?』を発刊する<ref name="FRIDAY"/>。
* [[慶應義塾大学]]前塾長の[[安西祐一郎]]および准教授の[[神武直彦]]とは、慶應義塾大学理工学部体育会ラグビー部(KER)の同窓である。自身はKER50期である。
* [[宇宙航空研究開発機構]]([[JAXA]])のホームページでは[[2007年]]7月から「星出宇宙飛行士ジャーナル」と題して頻繁にブログを更新している。訓練の様子やミッション関係者への感謝の気持ちが自由につづられており、『完璧な人間』という宇宙飛行士像から、『親しみやすく、かつ技術能力の高い』新たな宇宙飛行士像へと移行していく様子から星出宇宙飛行士の人間性がうかがえる。
 
== 脚注 ==