「キキョウ」の版間の差分

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[[根]]は太く、黄白色。高さは40-100cm程度。[[葉]]は互生で長卵形、ふちには鋸歯がある。下面はやや白みがかっている。
 
秋の花のイメージが強いが、実際の開花時期は六月中旬の梅雨頃から始まり、夏を通じて初秋の九月頃までである。[[つぼみ]]の状態では[[花びら]]同士が[[風船]]のようにぴたりとつながっている。そのため "balloon flower" という英名を持つ。つぼみが徐々に[[緑]]から[[青紫]]にかわり裂けて6-9月に[[星型]]の花を咲かせる。雌雄同花だが[[雄性先熟]]で、[[雄蕊|雄しべ]]から[[花粉]]が出ているが[[雌蕊|雌しべ]]の[[雌蕊|柱頭]]が閉じた雄花期、花粉が失活して柱頭が開き他の花の花粉を待ち受ける雌花期がある。花冠は広鐘形で五裂、径4-5cm、雄しべ・雌しべ・花びらはそれぞれ5本である。
 
なお、[[園芸]]品種には[[白色]]や[[桃色]]の花をつけるものや、鉢植え向きの草丈が低いもの、二重咲きになる品種やつぼみの状態のままほとんど開かないものなどがある。
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=== 文化 ===
* 秋の[[季語]]。
* 花の形から「[[桔梗紋]]」が生まれた。[[美濃国|美濃]]の[[山県氏]]、[[土岐氏]]一族は桔梗紋を紋所にしていた事で知られている。[[明智光秀]]も土岐氏一族であり、桔梗紋を用いていた。
* [[安倍晴明]]が使用した[[五芒星]]を桔梗印と呼び、現在の[[晴明神社]]では[[家紋|神紋]]とされている。