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なお、食酢の摂取でも血圧上昇抑制効果が認められた
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日本では1975年に鹿児島県姶良郡福山町(現在は霧島市福山町)の坂元醸造株式会社の坂元昭夫(坂元醸造株式会社会長)が壺つくりの米酢を「くろず(黒酢)」と命名して全国販売したことが最初である。製法には薩摩焼の54ℓの黒い陶器で地下水・蒸し米・混ぜ米麹・振り麹を職人が毎日育てており1年から3年もの長い時間をかけてゆっくり発酵・熟成したものだけを黒酢として出荷する世界でも非常に珍しい製造方法。(近年では化石燃料などで2~3か月で醸造したものを黒酢として販売するものもあるが正式ではないとされている)含有されている[[クエン酸]]が疲労回復、'''アミノ酸'''がダイエットに効用があるとされ、[[健康食品]]の一つとしてブームを呼び、大々的に様々な商品が開発され発売されている。効果については各社で実証実験などを実施しているようだ。ただし、過剰摂取は健康に被害をもたらす恐れもあり得る<ref>[http://hfnet.nih.go.jp/contents/indiv_agreement.html?850 黒酢 - 「健康食品」の安全性・有効性情報] ([[国立健康・栄養研究所]])</ref>。
 
自然発症高血圧ラットに黒酢エキスを強制経口投与したところ、[[血圧]]は投与量に依存して有意に降下したとの報告がある<ref>西川 泰ほか、高血圧自然発症ラットにおける黒酢エキスの抗高血圧作用、日本食品科学工学会誌 Vol. 48 (2001) No. 1、http://doi.org/10.3136/nskkk.48.73</ref>。なお、食酢の摂取でも血圧上昇抑制効果が認められた。この効果は、[[レニン]]-[[アンジオテンシン]]-[[アルドステロン]]系の穏やかな抑制によるものであった<ref>多山 賢二、[http://doi.org/10.6013/jbrewsocjapan1988.97.693 生活習慣病に及ぼす食酢の効果]、日本醸造協会誌  Vol. 97 (2002) No. 10、http://doi P.org/693-699,{{DOI|10.6013/jbrewsocjapan1988.97.693}}</ref>。
 
== 脚注 ==
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<references/>
 
==関連項目==