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恒温動物にあっては、[[食物]]を体内で[[化学分解]]することにより発生する熱が体温の源となっている。このように発生した[[熱]]によって暖められた[[血液]]等の[[体液]]が[[血管]]などを通じて全身に循環することで生物は熱を持つこととなる。
 
恒温動物の場合、一定の体温から大きく変動すると生命の危機に立たされることとなる。その状態が長く続けば[[死]]につながるので、何らかの手段を用いて体温を維持し続ける必要がある。そのため体温が上昇したときは[[汗]]を流して体温を下げ([[犬]]のように汗をほとんど流さず、体温の調は浅速呼吸({{仮リンク|パンティング|en|panting}})によって行っている恒温動物も存在する)、逆に体温が下降したときは体内の[[脂肪]]を分解して熱を得ることで体温を上昇させようとする。
 
一般に恒温動物の体温は体の部分によって微妙に異なる値をとる。傾向として、体の中心ほど体温は高く、表面に近いほど体温は低くなる。