「うお座」の版間の差分
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=== 星団・星雲・銀河 ===
* [[M74 (天体)|M74]]:[[渦巻銀河]](Sc型)。η星の北東方向付近にある。美しいが光度は9.8等と暗い。
[[画像:M74 3.6 5.8 8.0 microns spitzer.png|thumb|250px|left|渦巻銀河M74]]
== 神話 ==
=== バビロニア ===
▲通例、リボンで結ばれた2匹の魚として描かれる(初期は人魚と[[ツバメ]]、魚とツバメなどとする図画もあった)。そのため、ラテン語や英語などの名称は複数形である。<!--未確認だが、双数のある言語では双数形をとるだろう-->なお、アラビア語名では al-Samakatān (アッ゠サマカターン)といい双数形をとっている。現代中国名(中文名)の<span lang=zh>双魚座</span>も、双数形ではないが双数表現といえるであろう。
うお座は古代[[メソポタミア]]文明に由来する星座とされる{{R|ridpath}}。2匹の魚とそれから伸びる紐は、[[チグリス川]]と[[ユーフラテス川]]をあらわし、紐が魚繋がっているのは2本の川が合流することを表している。2匹の魚の間にある[[ペガススの大四辺形]]は、2本の川の間にある[[バビロン]]または農地を表している
=== ギリシア ===
▲2匹の魚とそれから伸びる紐は、[[チグリス川]]と[[ユーフラテス川]]をあらわし、紐が魚繋がっているのは2本の川が合流することを表している。2匹の魚の間にある[[ペガススの大四辺形]]は、2本の川の間にある[[バビロン]]または農地を表している<ref name="kondo" />。
[[ギリシア]]では、美の女神[[アプロディーテー]]にまつわる神話が伝えられている。[[ヘシオドス]]によると、アプロディーテーとその子[[エロース]]がユーフラテス川のそばを歩いていたところ、突然、怪物[[テューポーン|テュポン]]が現れた。驚いた2人は[[ニムペー|ニンフ]]に助けを求めて川に飛び込んだ。ある神話では2匹の魚が彼女らを背負って避難させたとし、また他の神話では女神たち自身が魚の形になって逃げたとしている{{R|ridpath}}。
[[ヒュギーヌス]]は、ユーフラテス川に落ちた[[鳩]]の卵を助けた2匹の魚をアフロディーテーが記念して星座とした、と伝えている{{R|ridpath}}。
[[カタステリスモイ|偽エラトステネス]]は、シリアの女神{{仮リンク|デルケトー|en|Atargatis}}が誤って[[マンビジ]]近くの湖に落ちたときに、彼女を助けた魚が天に上げられたとする神話を伝えている{{R|ridpath}}。この神話では、デルケトーを助けた魚は[[みなみのうお座]]であり、2匹の子供がうお座であるとしている{{R|ridpath}}。
== 出典 ==
{{Reflist|refs=
<ref name="kondo">{{Cite book|和書
|author=[[近藤二郎]]
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|year=2010
|isbn=978-4-416-21024-6}}</ref>
<ref name="
|author
|title=Star Tales - Pisces
|url=http://www.ianridpath.com/startales/pisces.htm
|accessdate=2016-07-16}}</ref>
}}
{{wiktionary|魚座}}
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