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=== 伝来 ===
* 出土資料としては、[[郭店一号楚墓]]から出土した残簡([[郭店楚簡]])が最古である。それに次ぐものとして[[馬王堆漢墓]]から出土した2種類の帛書(『老子帛書』甲・乙)がある。甲本は[[劉邦]]の「邦」を[[避諱]]しておらず、漢以前のものである。いっぽう乙本の方は破損が少ない。
* 本文および注釈書としては、[[魏 (三国)|魏]]の[[王弼]] (おうひつ三国)|王弼]]による『老子注』と、漢の河上公(かじょうこう)によるものとされる(実際にはおそらく[[六朝]]時代のもの)『老子河上公注』が代表的なもの。王弼と河上公とは本文にも違いがある。唐代初めの[[傅奕]](ふえき)による編集とされる老子古文も言及されることが多い。また、唐の[[玄宗 (唐)|玄宗]]皇帝による『開元御注道徳経』というのもある。部分的に残存しているものとしては漢代の厳遵によるとされる『老子指帰』がある。その他にも中国で歴史上多数の注釈書が作られ、近代以前に作られて名前だけでも伝わっている典籍が数百ある。近代、世界的に古典と認識されてからは更に多く作られている。
 
== 内容 ==