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[[日本神話]]では[[ヒルコ]]が葦舟で流される。最近では、葦舟の製作も[[市民活動]]として行われるようになってきている。ちなみに、南米で葦舟といわれるのは、この葦ではなく、[[カヤツリグサ科]]の[[フトイ]]の仲間を、古代エジプトにおいては同じく[[カヤツリグサ科]]の[[パピルス]]を使っている。
 
葦の茎は竹同様に中空なので、[[笛]]として加工するにもよく、[[葦笛]]というのがある。西洋の[[パンフルート]]は、長さの異なる葦笛を並べたものである。[[ギリシャ神話]]においては、妖精シュリンクスが牧神パンに追われて葦に身を変えたところ、風を受けて音がなったため牧神パンによって笛に変えられたという逸話から、その名が付けられている。古代中国における楽器、[[簫]](しょう)も同じ系統である。また、[[篳篥]]の「舌」、[[オーボエ]]や[[ファゴット]]、[[クラリネット]]や[[サクソフォーン]]など西洋[[木管楽器]]の「リード」としても活用される。
 
[[製紙]]原料のヨシ[[パルプ]]については、[[中華人民共和国|中国]][[湖南省]]の[[洞庭湖]]周辺や[[上海市]]の[[崇明島]]などで実用化され、[[トイレットペーパー]]や紙コップなどに加工されている他、旧[[ソ連]]や[[ルーマニア]]で製造工場が稼動していたことがあり、日本国内においても、[[滋賀県]]の[[琵琶湖]]産のものなどが[[名刺]]や[[ハガキ]]用に少量生産されている。