「オーダメイド医療」の版間の差分

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'''オーダーメイド医療'''(オーダーメイドいりょう Order-made Medicineまたはmade-to-order medicine)とは、個々人の個性にかなった[[医療]]を行うこと。なおOrder-made Medicine([[オーダーメイド]][[メディシン]])とは[[和製英語]]であり、他にはテーラーメード医療(tailor-made medicine)、個別化医療(personalized medicine)、カスタムメード医療(Custom-made Medicine)ともいう。
 
これまで医療は疾患中心であり、疾患の原因を探索したりその治療法を開発することが主な目的であった。
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しかし一方でそのような治療効果の個人差は治療とその効果を観察しなければ分からないものであり、個々人に最適な治療計画を行うことは難しかった。
 
一方、[[ヒトゲノム計画]]によるDNA配列の解読や個々人で異なる[[一塩基多型]] (SNP) の特定、[[DNAマイクロアレイ]]などによる大量の情報を瞬時に取得できる技術の発達によってある個人が他人とどのように異なるかを観測できるようになってきた。そこでこれらの情報を利用して、ある患者個人に最適な治療方法を計画することをオーダーメイド医療という
そこでこれらの情報を利用して、ある患者個人に最適な治療方法を計画することをオーダーメイド医療という。
 
具体的にはある治療薬がその患者に有効であるかどうか、あるいは投薬量や副作用について見積もることでどの治療薬を用いるのが正しいか、どの程度の投与を行うかと行ったことが分かるようになると期待されている。