「ラスト サムライ」の版間の差分

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勝元役の選考に当たっては、[[渡辺謙]]以外に[[役所広司]]も有力候補であったという。本作品においては、勝元は英語も話せる立場である事がキーとなっている。[[オーディション]]が行なわれた時点では、渡辺謙は英語が満足に話せなかった。そのため渡辺は、オーディションに合格してから[[英会話]]を特訓した。その甲斐あって、現在では英会話に関しては[[通訳]]無しで意思疎通ができるレベルに到達し、それ以降の作品(『[[SAYURI]]』や『[[硫黄島からの手紙]]』、『[[インセプション]]』など)でも英語力を生かした演技をこなしている。なお、[[真田広之]]は撮影開始時点ですでに英語が話せた事を生かし、演出面で日本人から見ておかしく感じる部分が無いかといった微細な部分に関して、ほとんどの撮影現場に立会って意見を述べ、結果的にスーパーバイザー的役割もこなしており、英語の話せる[[原田眞人]]も同じく製作に協力した。最後の合戦シーンでは、[[ジャパンアクションエンタープライズ|JAC]]出身である真田広之の殺陣姿が大変に格好の良いものであったため、主役のトムよりも目立ってしまったとして、真田のシーンが大幅にカットされた。
 
勝元の息子・信忠役を演じた[[小山田真]]は、当時は[[俳優]]になるため[[留学生]]として[[ロサンゼルス]]に在住していたため、オーディションはロサンゼルスの[[キャスティングディレクター]]のビキー・トーマスのもと受けている。[[英語]]が流暢に話せすぎていた為、信忠役が話す英語をもう少し日本語っぽい英語するようにと言われていた。また、[[アメリカ]]で全米武術大会優勝経験がある事も決め手の一つとなった。渡米2年後、最初の劇場映画であり、ハリウッドデビュー作品となった。
 
配役のうち、「寡黙なサムライ」である[[福本清三]]の起用に関しては、コーディネーターである[[奈良橋陽子]]の推薦によるところが大きい。
 
里の武士たち・政府軍の兵士たちを務めるエキストラはすべて、[[オーディション]]で集められた日本人である。[[エキストラ]]を務めた者の記すブログに拠れば、政府軍を演じたグループが別のシーンでは里の武士を演じる事もあったという。当初、製作陣はこれら[[エキストラ]]の起用に関して、[[徴兵制]]を経て兵器の取り扱いに慣れている[[韓国人]]や、銃規制のゆるい環境で育った[[日系アメリカ人]]などを使うことを考えていたようだが、トム・クルーズらの反対によって、日本から500名ほどの若者がニュージーランドに集められ、軍隊さながらの練成教育が行なわれたという<ref>参考文献・『おちおち死んでられまへん』福本清三・談)</ref>。
 
 
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