「クスクス」の版間の差分

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== 概要 ==
硬質[[コムギ|小麦]]の一種である[[デュラム小麦]](''Triticum durum'')の粗挽[[小麦粉|粉]]に水を含ませ、調理後の大きさが約1mm大の小さな粒になるように丸めてそぼろ状にしたものである。またその粒を主食とし、肉やスープ類と共に食べる料理を総称してクスクスと呼ぶ場合もある。本稿では粒のクスクスをクスクス粒([[フランス語]]でスムール {{lang-fr-short|[[:fr:semoule|semoule]]}} とも言うが、わかりやすいようにこう書く)、料理としてのクスクスをクスクス料理と表記する。[[マグリブ]]地域の重要な料理であり、[[アルジェリア]]では「タアム」(طعام、''ta`aam''、「食べ物」)と呼ばれるほど、[[常食]]されている。アルジェリア人の認識では、アルジェリアを含むアフリカ諸国においては、クスクスと[[ウガリ]]は厳密に区別されるのではなく、現地では同じようなものとして扱われており、あえて区別するならトウモロコシ粉によるクスクスをウガリとも呼んでいる。
 
語源はマグリブ・アラブ語の「 كسكس 」(''kuskusu'')であるが、これは[[ベルベル語]]の「セクス」(''seksu''、「良く丸められたもの」という意味)が元になっている。[[アメリカ合衆国|米国]]では通常[[パスタ]]の一種として認識されているが、日本を含め他の多くの国では[[米]]や[[トウモロコシ|コーン]]、[[豆]]などの[[穀物|穀粒]]と同じように扱われることが多い。