「アフガニスタン紛争 (2001年-2021年)」の版間の差分

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== 概要 ==
2001年9月11日に発生した[[アメリカ同時多発テロ事件]]は、その損害の大きさでアメリカ合衆国を含む世界各国に衝撃を与えた。[[北大西洋条約機構]] (NATO)はテロ攻撃に対して「[[集団的自衛権]]」(北大西洋条約第5条)を発動した。アメリカ政府によって、これまで数度に渡ってアメリカに対するテロを行った[[ウサーマ・ビン=ラーディン]]と[[アルカーイダ]]に首謀者の嫌疑がかけられた。
 
アフガニスタンの9割を実効支配していたタリバン政権は、数度に渡る国連安保理決議によってビン=ラーディンとアルカーイダの引渡しを要求されていたが、拒否し続けており、今回も拒否した。NATOは攻撃によってタリバン政権を転覆させる必要を認め、2001年10月にアフガニスタンの[[北部同盟 (アフガニスタン)|北部同盟]]と協調して攻撃を行い、タリバン政府を崩壊させた。以降、国連の主導によるアフガニスタン復興と治安維持が行われているが、南部を中心としてタリバン派の勢力が攻撃を行っており、アフガニスタンの治安は2016年現在も安定していない。