削除された内容 追加された内容
ベライゾンによる買収
111行目:
[[2009年]][[7月21日]]に、{{lang|en|Yahoo!}} は新しいバージョンのトップページを公開した。トップページ左側のカスタマイズ可能な「{{読み仮名|{{lang|en|MY FAVORITES}}|マイ・フェイバリッツ='''お気に入り'''}}」には {{lang|en|Yahoo!}} のサイト上で提供されているサービスのみならず、[[ネットフリックス]]、[[Facebook]]、[[Twitter]]などの他社のウェブサイトのサービスを選んで配置できるように、その当時はなっていた。
 
[[2011年]][[9月6日]]、バーツは突如、取締役会長[[ロイ・J・ボストック]]の電話で解任された<ref>{{Cite web |url=http://wstreetnews.com/2011/09/06/%E7%B1%B3%E3%83%A4 |title=米ヤフー社のキャロル・バーツCEOが、電話一本でクビに The Wall Street News|accessdate=2015-01-23}}</ref>一方、会社の全体または一部事業の売却を検討しているとされた。売却先として[[AOL]]、[[マイクロソフト]]、[[阿里巴巴集団|アリババ]]等が候補に挙がっているとされた。
 
しばらくの間は[[ティム・モース]][[CFO]]([[最高財務責任者]])が暫定的CEOを勤めていた。
 
==== スコット・トンプソン就任と解任 (2012年) ====
[[2012年]][[1月4日]]、[[PayPal]]社長の[[スコット・トンプソン]]がCEOに指名された。同年4月には、全従業員の14%にあたる約2000人のレイオフを発表するなど再建に乗り出した<ref>{{Cite web |url=http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1201/05/news011.html |title=米Yahoo!、新CEOにPayPal社長のスコット・トンプソン氏を指名 - ITmedia ニュース|accessdate=2014-02-13}}</ref>。2012年末の完了後、Yahoo!はレイオフで「年間3億7500万ドル」が節減されたと発表した
 
[[3月]]には、Yahoo!は[[Facebook]]に特許を侵害されたと提訴した<ref>{{Cite web |url=http://japan.cnet.com/news/business/35015073/ |title=米ヤフー、Facebookを特許侵害で提訴 - CNET Japan|accessdate=2014-04-22}}</ref>[[4月]]にはFacebook側から逆提訴をされている。
 
[[2012年]][[4月]]、スコット・トンプソンはYahoo!は顧客最優先であるべきだという彼の見解を何度も繰り返した電子メールを従業員のもとに送っていた。
トンプソンにとって顧客とはユーザーと広告主の両方だと定義していた。
 
トンプソンは、さらに完全にYahoo!の再編成を行った。再編成は[[2012年]][[5月1日]]に効果が現れ、その要因は「消費者」・「地域」・「テクノロジー」と3つの大きなグループの経営戦略だった<ref>{{Cite web |url=http://japan.cnet.com/news/business/35016075/ |title=米ヤフー、3グループ体制に組織再編か--CEOメモで明らかに - CNET Japan|accessdate=2014-04-28}}</ref>
 
しかし[[2012年]][[5月]]、トンプソンがコンピュータ・サイエンスの[[学士号]]を有しているとした誤りから起こった「[[学歴詐称]]」問題が発覚。5月13日、就任からわずか4カ月でCEOを解任された<ref>{{Cite web |url=http://www.afpbb.com/articles/-/2876198?pid=8900325|title=米ヤフー、CEOの学歴に「誤り」認める 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News|accessdate=2014-04-28}}</ref>
 
そして、役員のロス・レビンソンが暫定CEOに就任した<ref>{{Cite web |url=http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1205/14/news027.html|title=学歴詐称騒動は終結:米Yahoo!、新CEOおよび新会長を発表 - ITmedia ニュース|accessdate=2014-04-22}}</ref>
 
==== マリッサ・メイヤーのCEO就任 (2012年 - ) ====
[[2012年]][[7月17日]]、ライバル企業である[[Google]]の元役員で[[ウォルマート]]の社外取締役である[[マリッサ・メイヤー]]が新たなCEOに就任した<ref>{{Cite web |url=http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1207/17/news029.html |title=米Yahoo!、Googleのマリッサ・メイヤー氏をCEOに指名 - ITmedia ニュース|accessdate=2014-04-16}}</ref>メイヤーは[[フォーチュン500]]の会社の中では若い部類のCEOになった。
 
[[2013年]][[5月19日]]、[[ウォール・ストリート・ジャーナル]]は、Yahoo!の取締役会が設立6年目のブログサービスの会社[[Tumblr]](タンブラー)を現金11億ドルで買収することを承認したと報道した<ref>{{Cite web |url=http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE94J00F20130520 |title=米ヤフー、ブログ会社「タンブラー」を11億ドルで買収 Reuters|accessdate=2014-04-10}}</ref>。
Tumblrは買収後も創業者の[[デイヴィッド・カープ]]が大株主で引き続きCEOも務める。
 
Yahoo!が所有する写真サービスの[[Flickr]]が[[2013年]][[5月20日]]に全面リニューアルと無料で1TBの保存容量をユーザーに提供することを発表した<ref>{{Cite web |url=http://japanese.engadget.com/2013/05/20/yahoo-flickr-1tb/|title=米Yahooが Flickr を全面リニューアル、無料で1TBまでアップロード可能に - Engadget Japanese|accessdate=2014-04-16}}</ref>Tumblrの買収の公式発表もその日にされた。
 
[[2013年]][[5月26日]]、Yahoo!がビデオ[[ストリーミング]]サイトの[[Hulu]]に関心を持っているとメディアが報道した。さまざまな条件面でYahoo!は買収に6億~8億ドルを提示しているという<ref>{{Cite web |url=http://japan.cnet.com/news/business/35032553/|title=米ヤフー、Hulu買収に6億から8億ドルを提示か - CNET Japan|accessdate=2014-04-16}}</ref>月に多くのユニークビジターを引き付けるYahoo!の動画サービスと同時にHuluが持つ多くのユーザーの相乗効果は、Googleとその子会社である[[YouTube]]の次に人気のある第2位の位置にYahoo!が伸し上がることができるほどである。
 
[[2013年]][[8月2日]]、Yahoo!はソーシャルブラウザにかかわる[[RockMelt]] (ロックメルト)の買収を発表した<ref>{{Cite web |url=http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1308/05/news077.html |title=米Yahoo!、今度はソーシャルブラウザを終了したRockmeltを買収; ITmedia ニュース|accessdate==2014-02-13}}</ref>
買収によって懸念されていたCEOのエリック・ビシュリアそしてCTO([[最高技術責任者]])のティム·ハウズを含むRockMeltチームはYahoo!のチームの一部となることになった。
その結果、すべてのRockMeltアプリや既存のWebサービスは8月31日から終了となった。
 
[[2013年]][[8月7日]]、Yahoo!は[[2013年]][[9月5日]]から新しいロゴの最新版を導入することを発表した。それを記念するために、同社は切り替え日までの30日間にロゴを日替わり表示する「30日間の変化」キャンペーンを開始していた<ref>{{Cite web |url=http://japan.cnet.com/news/business/35035699/ |title=米ヤフー、新ロゴを9月に発表へ--30日間にわたり異なるロゴを日替わりで披露 - CNET Japan|accessdate=2014-02-13}}</ref>
 
[[2013年]][[7月]]の間、インターネット視聴率調査会社の[[コムスコア]]が照合したデータよると、前月と比較して米国ではGoogleのウェブサイトより多くの人々がYahoo!のウェブサイトを訪問したことを明らかになった。Yahoo!がGoogleを上回るのは2011年以来では初めてとなった。データはYahoo!が所有するTumblrのサイトや携帯電話のためのサイトの訪問統計は含まれていなかった<ref>{{Cite web |url=http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1308/22/news065.html |title=米Yahoo!、comScoreのWeb訪問者数ランキングでGoogleを抜きトップに - ITmedia ニュース|accessdate=2014-02-13}}</ref>
 
[[2014年]][[2月11日]]、Yahoo!はWanderというソーシャル日記の会社を買収した<ref>{{Cite web |url=http://japan.cnet.com/news/business/35043727/ |title=米ヤフー、ソーシャル日記アプリ「Days」開発元を買収--モバイルチームに組み込み - CNET Japan|accessdate=2014-02-13}}</ref>。
 
[[2014年]][[2月13日]]、Yahoo!は技術系求人の会社Distillを買収した<ref>{{Cite web |url=http://japan.cnet.com/news/business/35043898/ |title=米ヤフー、求人関連ソフトウェア企業Distillを買収 - CNET Japan|accessdate=2014-04-10}}</ref>
 
2014年3月12日、Yahoo!がGoogleのように、より良いサービスと競争するために、ローカル検索結果でビジネスを後押しするのに役立つ[[Yelp]]社と提携したことを発表した<ref>{{Cite web |url=http://japan.cnet.com/news/service/35045157/ |title=米ヤフー、地域情報サイト「Yelp」と提携 - CNET Japan|accessdate=2015-01-23}}</ref>
 
2014年11月11日、Yahoo!は約6億4000万ドルで動画広告会社のBrightRollを買収することになると発表した。
動画関連は、同社の主要な成長分野の一つであり、買収でYahoo!の動画広告プラットフォームは米国最大になる<ref>{{Cite web |url=http://markezine.jp/article/detail/21369|title=米Yahoo!がBrightRoll買収、米国最大の動画広告プラットフォームを手中に:MarkeZine(マーケジン)|accessdate=2015-01-23}}</ref>
 
2014年11月21日に、Yahoo!が[[Cooliris]]を買収したことが発表された<ref>{{Cite web |url=http://jp.techcrunch.com/2014/11/22/20141121yahoo-acquires-cooliris/ |title=Yahoo、写真関連サービスを展開してきたCoolirisを買収 TechCrunch Japan|accessdate=2015-01-23}}</ref>。
166行目:
また、苦戦のインターネット検索や電子メール事業などの身売りを検討するのではないかという観測が出ていた。今回の事業の売却先候補としては、[[ベライゾン・コミュニケーションズ|ベライゾン]]、IAC/インタラクティブコープ、ソフトバンク等が挙がっている。
 
Yahoo!は「物言う株主」などから、会社・中核事業の売却と大勢の従業員解雇およびメイヤーのCEOの退任を要求されている。就任からメイヤーは、在任中にTumblrの11億ドルの買収を含む様々なアクションを主導し株価を上げるなどの成果を残したが、それらが全てがうまくいくものではなかった<ref>{{Cite web |url=http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1601/15/news057.html|title=一時代を築いたネット企業の雄:米ヤフー「解体」の大合唱、カリスマ美人CEO八方ふさがり (1/3) - ITmedia|accessdate=2015-01-23}}</ref>
成長分野とされた映像コンテンツへの進出でYahoo!に4200万ドルの損失が出てしまい、結果として有益でなかったことを証明する形となったからである<ref>{{Cite web |url=http://getnews.jp/archives/1337900 |title=【独占記事】米ヤフーが動画配信サイト『ヤフー・スクリーン』を閉鎖 | ガジェット通信|accessdate=2015-01-23}}</ref>
 
2016年2月2日、Yahoo!は従業員の15%を削減、世界5つの拠点の閉鎖を含む経営計画を発表した。