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→‎埋火(うずめび): 例え目標が踏まなくとも→たとえ目標が踏まなくとも 「たとえ・・・でも」はふつうかな書き
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== 埋火(うずめび) ==
地雷と同じコンセプトの[[火器]](土中に埋め、踏むと起爆する[[兵器]])は前近代の頃よりあり、[[日本]]でいえば[[忍者]]が用いた'''埋火'''(うずめび)がある。時代的に見て、対人・対戦車の分類はないが、[[騎兵]]にも有効と考えられる<!-- ヒストリーチャンネル同番組では、大名暗殺のために使用したとするシーンで、騎兵で城に帰る映像を流し、爆発の威力実験においても騎兵を十分吹き飛ばせるものだった -->。ヒストリーチャンネル『古代からの発見S3』の番組内にて、『[[万川集海]]』([[17世紀]]成立)の記述に基づいて実験が行われている。その記述によれば、道の下にトンネルを掘り、その道上に埋火を埋め、爆発と共に道を陥没させ、大名の暗殺に用いられたとしている。
 
「地雷」という語自体は、明代の中国兵書『[[武備志]]』([[1621年]])に記載された[[火器]]の項の一つに「地雷火」の説明がある。この時代の[[日本]]の[[忍者]]が用いた地雷は「埋火」という名称であり、火器の語としての地雷だけでいえば日本より先となる<!-- 詳細を知っている方の加筆・訂正を求む -->。
 
埋火の仕組みは<!-- ヒストリーチャンネル『古代からの発見S3』番組内で、『万葉集海』の記述・図面に基づいて説明されている -->、[[木]]製の箱に、導火線となる縄を、箱の内部、ふたの裏側に付け、人が踏んだ重みで直接[[火薬]]に発火させるというものであり、たとえ目標が踏まなくとも時限式で起爆し、確実に対象を暗殺した。縄の長さで起爆時間の調節も可能であり、したがって厳密には、「地雷」と「[[時限爆弾]]」の両方の性質をおびた兵器だった。デメリットとして、雨天時は(木板や導火線が[[漆]]塗りだったとしても)ふたが重みで下がる構造上、水がみ込んで用いられなかったとみられる(従って、沼地や水辺の使用は好まれない)。
 
== 題材とした作品 ==