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== 問題点 ==
=== 予算不足 ===
GDP比率こそ3%前後と現在の主要先進国の中では高いほうではあるが、ロシア軍の予算は西側の軍隊に比べて規模に対し著しく少ないとされる。2007年の軍事予算は354億米ドルであり、世界の7位でありながら米国の20分の1であった。このため、軍事予算の70%も占めていた人件費ですら絶対額は少なく、当時将軍クラスですら500米ドル/月、一般の徴兵された兵士は3-5米ドル/月となってい<ref>2006年の段階では、陸軍中尉で150米ドル/月という情報もある。(軍事研究2009年1月号)</ref>。めざましい経済成長を遂げてきた現代ロシアにあって、このような待遇では高い職業意識を維持することは困難となっている。このため2012年には給与を3倍とし各種手当廃止とあわせ手取りで約6割増しにする改正が行われている<ref group="出典" name = "ロシア2013"/>。また、徴兵制度を志願兵による契約制度にするには、給与と住宅の改善だけでも、どれだけ少なく見積もっても2倍の等にさらに国防予算が必要になり、このことが契約制度への移行を大きく制限している。
 
=== 兵力量 ===