|
|
[[File:Acetonide skeletal.svg|thumb|一般的な1,2-アセトニドの構造。青い部分はジオール、赤い部分はアセトン]]
[[有機化学]]において、'''アセトニド'''(Acetonide)(acetonide)は、[[ジオール]]に[[アセトン]]とを縮合させ環状[[アセタール]](ケトール)のとした[[ジオール]]からなる[[置換保護基]]である。この構造の系統的な名称は、イソプロピリデンアセケタールである。1,2-および1,3-ジオールのための最も一般的な[[保護基]]である<ref>{{cite book |title= Protecting Groups |last= Kocieński |first= Philip j. |year= 1994 |publisher= [[Thieme Medical Publishers|Thieme]] |series= Foundations of Organic Chemistry Series |chapter= 3.2.2: Diol Protecting Groups—Acetals—Isopropylidene Acetals |page=103 }}</ref>。この保護基は、希釈した[[酸]]水溶液を使って[[加水分解]]することで容易によって、アセタールから外すことができる。
[[コ副腎皮質ホルチコステロイドモン]]のアセトニドは、[[親油性]]が高くなり皮膚へ良く浸透することから、[[薬学的に]]、特に[[皮膚科学]]において利用される<ref>{{cite book|title=Medizinische Chemie|page=337|last1=Steinhilber|first1=D|last2=Schubert-Zsilavecz|first2=M|last3=Roth|first3=HJ|publisher=Deutscher Apotheker Verlag|location=Stuttgart|year=2005|isbn=3-7692-3483-9|language=German}}</ref>。
* [[フルクロロロンアセトニド]]
* [[フルオシノロンアセトニド]]
* [[トリアムシノロンアセトニド]]
アセトニドの使用例としては、{{仮リンク|ニコラウのタキソール全合成|en|Nicolaou Taxol total synthesis}}がある。
{{Reflist}}
|