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'''ジャン・クレティエン'''(Joseph Jacques '''Jean Chrétien'''、[[1934年]][[1月11日]] - )は、[[カナダ]]の[[政治家]]、第26代[[カナダの首相|首相]](在任:[[1993年]][[11月4日]] - [[2003年]][[12月12日]])。所属[[政党]]は[[自由党 (カナダ)|カナダ自由党]]。政治キャリアにおいて[[ピエール・トルドー]]のバイリンガリズム(二ヵ国語政策)と[[多文化主義]]を継承し、[[ケベック州|ケベック]]独立を回避してカナダの連邦維持に貢献した。[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[アフガニスタン紛争 (2001年-)|アフガニスタン侵攻]]には賛成するも[[イラク戦争]]に否定的だった。3期連続して首相を務め、賛否両論あるが概して非常に人気の高い首相であった。
 
== 経歴 ==
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在任中はケベック独立問題の解決に腐心した。[[1995年ケベック独立住民投票|1995年のケベック独立国民投票]]が僅差で独立が否認されたことを受け、カナダから独立しようともくろむケベック政府の動きに対し、明確化法 (Clarity Act) を制定し、「カナダ政府は、独立是非の『明確な質問』に対する州民の『明確な賛成』の意思表示がない限りケベック独立宣言は認めない」という決定をした。カナダ最高裁は単なる過半数の賛成では条件に満たないとした。
 
クレティエン政権は[[アメリカ同時多発テロ事件]]からの[[対テロ戦争]]への支持と[[アフガニスタン紛争 (2001年-)|アフガニスタン侵攻]]への協力にも関わらず、2003年の[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[イラク戦争|イラク侵攻]]に参加しなかった。クレティエンは「[[国際連合安全保障理事会|国連安保理事会]]での決定がなかったことが理由で、カナダはあくまで平和解決の方策を探るべき」との見解を示した。
 
[[2003年]]11月に次の自由党総裁選への不出馬を表明、12月に首相を退任した。